出版社内容情報
時は室町、南朝最後の最末期。南朝最後の2人の皇子が吉野の山に住んでいた。一の皇子は帝となり、二の皇子は将となり、ゆかりの郎党勇士を率い、怨敵足利打倒の夢を紡ぎつづけていたという。ある夏の宵、根姫という名の鬼の娘が隠れ里へとやってきた。不思議な縁で結ばれた皇子に、根姫が誓ったあることは…。滅びゆく王朝と悲運の皇子、吉野南朝へ捧げる「夢の碑」3編のレクイエム。
時は室町、南朝最後の2人の皇子が吉野の山に住み、怨敵足利打倒の夢を紡ぎつづけていた。そこへ現れた根姫という鬼の娘が、皇子に誓ったあることとは…!?滅びゆく王朝と悲運の皇子に棒げる「夢の碑」第6集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
安南
39
谷崎潤一郎『吉野葛』から思い出し、再読。吉野といえば桜が有名だが、こちらは雪が印象的。埋められた自天王の首が雪中より血を噴き上げたという伝説、漫画ではどのように表現されていたか…。それは、首そのものが(自天王ではなく弟宮の)雪の中から現れる美しいシーンとして描かれていた。他に、弟宮の幼少期などを描いたスピンオフ作品も。2015/01/08
cica*
3
室町時代、吉野の山奥で打倒足利を誓う南朝の末裔たち。鬼娘の根姫が出会ったのは帝の弟、映宮であった…というようなお話。後南朝の悲劇(表題作)と、番外編の「水琴窟」「上ゲ哥」収録。映宮の幼少期を描いた「上ゲ哥」が一番好きかも。歩鳥のなんといい女なこと。しみじみ。2012/02/09
Mei Murakami
2
木原敏江さん、という方を初めて知った。いわゆるジャケ買いで、表紙の絵に惹かれて買ってしまった。が、まさに読みたいと思っていた物語だった。儚さと強さが入り乱れており、人があまりにも人らしく面白かった。2015/03/07
ユキ@うろちょろ
1
碑シリーズでも特に好きな二人。強くてはかない美しさがいい。根姫と皇子が可愛くて、見ててほっこり幸せな気持ちになる。




