出版社内容情報
男を破滅させる美しさを持った謎の女・ゼフィルス。彼女の真の目的は何? 親子二代にわたる雄大なスケールの異色作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
FK
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素っ頓狂な男・関五本松が狂言回し。ただ彼が登場するのは第3章からであり、その名前が紹介されるのは第4章である。第1章は時代はいつか分からないが、謎の美女が7人、その母親の死の床に。第2章で彼女たちは「ゼフィルス」ということが分かってくる。時代は第二次世界大戦中の1942年、場所はガタルカナル島。第3章からは昭和40年代の日本に。 秀逸な映画的な表現があった。結婚した若い二人の会話を、顔は出さずに両者の手(男の左手・女の右手)の動きだけで表現している。言葉は少しで絵に語らせている。面白い。(P.109) 2015/11/16
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- 和書
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