ビッグコミックススペシャル 北極百貨店のコンシェルジュさん 〈１〉

西村ツチカ

小学館（2017/11発売）

• サイズ コミック判／ページ数 146p／高さ 21cm
• 商品コード 9784091897633
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[akihiko810/アカウント移行中]

動物たちが訪れる北極百貨店でコンシェルジュとして働くことになった秋乃さんの騒動。　　やってくるお客さんは様々な種類の動物。絶滅危惧種や、絶滅した動物もやってくる。西村ツチカはシュールな作風だと思っていたが、本作はシュールというよりほっこりした作風になっている

2022/07/22

[ozoz]

お客様は動物。世界観がいい。絶滅危惧種、VIAって呼ぶのか。クレーマーのお話良かった。マンモスの描き方も、大きさから圧迫感でそうなのに、ほんわかつつまれた感じ。

2023/10/07

[マツユキ]

児童書のイラストで興味を持ったものの、積読になっていました。アニメ化と知り、やっと。北極百貨店で働く新人コンサルジュ秋乃の物語。危なっかしいけれど、一生懸命で、将来有望…と思わせてくれるので、絵も合わさって、安心感があります。お客様は動物、中には絶滅危惧種や、絶滅した動物も。分かりづらいですが、キャラは好き。ちょこちょこ出てくるベテラン男社員たちは何者なんだろう。続けて２巻読みます。

2023/09/18

[スプリント]

不思議な雰囲気の作品。 お客様はどうやら絶命種の動物らしい。 果たして人類はこの世界でどのようなポジションの動物なのだろうか・・・。

2022/07/16

[しゅん]

ウィリアム・モリスを想起させる装丁含め、以前の作品にくらべても絵が魅力的。ストーリーもはっきりしていて、作者にとっての新境地なんだろうなと。遠景での構図の取り方がうまい。個別のキャラクターの関係性を読ませる田島列島や阿部共実のようなタイプではなく、全体の構造に興味がある人なのだと思う（いがらしみきおがこのタイプかな？）。だからか、ひとつひとつの物語自体は暖かい話なのに、全体を通して「サービス」の残酷さがずっと漂っていて、怖い印象をうける。秋乃さんの、働く人以外の人格がみえないのも怖さの遠因か。

2021/01/23