ビッグコミックススペシャル ガンプラはなぜ３７年も売れ続けているのか？

ロドリゲス井之介/ゆきもり

小学館（2017/04発売）

• サイズ コミック判／ページ数 170p／高さ 19cm
• 商品コード 9784091895691
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

出版社内容情報

ガンプラが売れ続ける理由が明らかに！？

37年の長きに渡って売れ続ける巨大市場「ガンプラ」。
1980年に発売されて以来、爆発的に売れ続け、2015年までに累計約4億5千万個の売上を誇る。
しかも、驚くべきことは、社会的現象にもなった'80年代のどの年よりも、35周年を迎えた2015年に、過去最高の売上をたたき出したことだ！！
このキラーコンテンツは、どうやって生まれ、どうやってその人気を維持し、どこに向かおうとしているのか？このメカニズムを、ガンプラ大好き作家ゆきもり氏が、バンダイ社員を取材し続け、多角的な立場から検証し、ついにその謎を解き明かし、漫画でわかりやすく解説する！
ガンプラ好きはもちろん、ビジネス書としても読める一冊。

【編集担当からのおすすめ情報】
ガンダム関連の本や、ガンプラ開発秘話を書いた本は数多くありますが、バンダイの各部署の社員さんの話を聞いて、それを漫画で表現した本はこれが初めてだと思います。ガンプラが好きな人だけでなく、ものを売るためにはどうしたらよいか、というヒントも詰まっていますので､ビジネス書としても読んでいただけたら幸いです。

ゆきもり［ユキモリ］

ロドリゲス 井之介［ロドリゲス イノスケ］

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[えちぜんや よーた]

「ユーザーの意見に耳を常に傾け共に歩む」。真っ当な株式会社なら当たり前のことが書かれている。その当たり前のことをして37年間も支持されているのはすごいことだと思う。それは各社員が「利他的」ではなく「利己的」だからだろう。あからさまに言えばお客様より社員の方が「ガンプラマニア」。だからこそユーザーの期待に添える商品を世に送り出すことができる。会社の仕事と言えばたいていが「イヤイヤやってる」「生活のために仕方なくやっている」という人が多いが、この本で紹介されている社員の方々はそんな様子は微塵もない。

2017/07/07

[とびほびこび]

いい年した中年が居酒屋で会話に困ってガンプラの話をうっかり持ち出したところ、年齢問わず俺も僕もと思わぬ場が盛り上がるほど今なお人気の高いガンプラ。売れ続ける理由は製作サイド側であるバンダイスタッフ達のガンプラへの愛とそれを支えるファン達の厚い信頼関係があってこそ。インタビュー形式で進行し、各部署の逸話を聞くことでまたガンプラを作りたいという衝動に駆り立てられた。

2017/05/02

[トラシショウ。]

発売開始から37年。全世界で4億5千万個販売している、日本で最もメジャーな玩具メーカーの世界で一番有名なロボットキャラクター・「ガンダム」のプラモデル・「ガンプラ」。ガンプラにまつわる漫画原作を多く手がける作者がバンダイ社内で様々なポジションからガンプラに携わる部署の人々に継続して売れ続ける秘訣を聞いていく内容。極めて新書っぽいタイトルだし実際ページ下部には広めに註釈パートが付随しているけど、基本的には純然たる漫画作品。普段はあまり聞けない「中の人」の興味深い話が多数収録されている(以下コメ欄に余談)。

2017/04/29

[うさみＰ]

私の初ガンプラは小学生の時に作ったＳＤガンダムマックスター。基本着色・接着剤や特別な技術は不要素組で高い完成度（私は墨入れ位しかできませんが）。手軽なのに底の知れない魅力があるガンプラ世界。偏屈なガノタは多いが、それ以上の偏屈で仕事への情熱とガンダム愛を持ったガンプラの『中の人』であり、俺たちがガンダム。でないと３７年も支持されない。いかに気持ち良く作ってもらう（重要）かの多くの人の試行錯誤。ＰＧガンダムが手書き図面だったとは頭がおかしい。ネオジオングの難産話は必読。『バンダイならできるよね』は信頼の証。

2017/05/01

[kuma]

ガンプラは熱意ある社員が熱意あるお客と一緒になって進化させているから熟れ続けているということかな？個人的には設計チームと金型チームの話が良かった。ただインタビュー形式でビジネス書のような感じでちょっとがっかり。物語的な物を想像していたので。

2017/05/01