出版社内容情報
警察が舞台のネオ・ヒューマンドラマ登場!
警察官だった夫が謎の自殺を遂げ、その真相をいぶかしながらも
幼い息子・光(ひかる)を一人で育てていた主人公・静(しずか)。
恩師の紹介をきっかけに、彼女は
「犯罪被害者支援室」という部署との関わりを持つことになる。
文字通り、被害者の心のケアに努めるこの部署の任務は、
彼女がこれまで培ってきた"常識"とは
大きくかけ離れたものだった…!
真っ直ぐな正義感と、人を思いやる心を持つ新米支援員・静の
奮闘の日々が、今、始まる--!!
【編集担当からのおすすめ情報】
犯罪に遭われた方やその家族に寄り添う部署は、実際に存在します。
事件が解決したその後こそが、むしろ本番といってもよいのではないでしょうか。
大学院で学んできた心理学を武器に、
どんな境遇の相手にも全力を尽くす新米支援員・静。
心に傷を負った人々との向き合い方を描いた新しい人間ドラマに
どうぞご注目ください。
六月柿 光[ロクガツガキ コウ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あーさん☆GWは墓参りをハシゴしました。暑くてバテました。
27
出てくる主人公の静の息子と漫画家さんの名前が一緒なのにビックリした!!内容も良いし、心理学関連では勉強になる漫画!!読書メーターにしては登録者数が少ない気がする…。2024/06/27
禿童子
14
心理学を犯罪捜査に応用するという話はよく聞くが、被害者支援に心理学というのは初耳で、正直、盲点を突かれた感じがする。歯切れがよくて一話完結形式で真実をあばいていく暴走気味の主人公。だけど人情の機微に通じている。キャラは違うけど「家栽の人」という漫画を思い出すなぁ。2018/09/22
kenitirokikuti
10
これもビックコミック系の警察系ヒューマンドラマ。捜査官でなく、被害者を査定(アセスメント)する女性心理学者(正確には実践的な業務を行う心理士)を視点人物とする。主人公の警察官だった夫は自殺しており、そこを縦軸としている。基本的には1話完結の連作短編型。理由は分からないが、主人公の女心理士の名前が六月柿という珍しい姓、これは著者の姓と同じである(もっというと、遺児である男児くんが六月柿光と作者名と同じ)。2018/09/22
S.Mori
6
『ビールの時間』が素晴らしかったので、こちらも読んでみました。題の通り犯罪の被害者に焦点をあてるという物語が斬新で、読み応えがありました。心優しい性格のために、客観的な物の見方ができず、被害者の心に一方的に感情移入してしまう主人公を応援したくなります。暗く重たい話が多いのですが、主人公の息子の天真爛漫な性格と行動に救われることが多いです。最後の「支援員の休日」が一番好きです。土下座までして自分の息子の犯罪の謝罪をする父親の姿が、心に焼きつきます。2019/07/06
石康
2
面白かった。山田貴敏と近い気がする。2021/07/10
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