出版社内容情報
バレエに人生をかけた、少年少女たち。
初舞台『白鳥の湖』を酷評した生川綾子を見返すべく、
生川はるかバレエ団のサマースクールに乗り込んだ潤平と流鶯。
そこに集っていたのは、各地からトップダンサーを夢見て集まる少年たちだった。
そして、潤平は綾子の娘・夏姫とともに、パ・ド・ドゥの練習に臨むことに。
「わたしは誰より上手くないと気が済まない。死にたくなる」
限られた者しかたどり着けない高見を目指す少年少女たち。
彼らとの出会いは、潤平と流鶯の二人に、何をもたらすのか。
そして、都との三角関係にも激変が……!?
バレエと、恋と。
更なる場所を欲する時、
少年たちの人生が、大きく動きはじめる――!!
【編集担当からのおすすめ情報】
代表作『溺れるナイフ』の映画も公開。
最注目作家・ジョージ朝倉の最新作にして、既刊続々重版の大人気作品の第4集が早くも登場!
今集では、アウェーである生川はるかバレエ団のサマースクールに乗り込んだ潤平と流鶯が、周囲と衝突しながらも、着実な成長を見せていきます。
しかし、何かを選ぶということは、何かを失うこと。
限られた者しかたどり着けない席につくということは、誰かを蹴落とすということ。
バレエならではの厳しさと、それゆえの美しさ。
少年ならではの繊細さと情熱が、読む者の心をも熱くさせます。
ますます盛り上がる本作、是非リアルタイムで応援してください!
ジョージ朝倉[ジョージアサクラ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
wata
56
お稽古ごとの先生同士の派閥とか、生徒間のいざこざとか、面倒くさい(-_-;)ただ踊りたいだけなのに!カワイイらしい恋も始まってどうなるのかな?2016/12/17
くりり
53
まさかの潤平と都の両想い!流鶯様は捨てられるのか(笑)でも潤平とは合わないと思うんだが...2016/12/20
よっち
30
潤平が直面するこれまでをすべて捨てて前に進むかという岐路と、両思いだったのは良かったけど…不穏な気配。相変わらずなスイッチが入ってからの変わりっぷり…海咲みたいな存在からしたら複雑ですよね…。2019/12/08
ぐうぐう
25
『エースをねらえ!』の昔から、競技でトップを目指す者にとって、恋愛はその目標の妨げになる。しかし、『ダンス・ダンス・ダンスール』においては、少し違う。「クラシックバレエの演目っちゅーもんは、ほとんど男女の色恋からんでるやろ。女子を知るっちゅーことは、バレエのためになるんやで」急接近する潤平と都。ただ、二人の、正確には流鶯を含めた三人の恋とダンスには、過去という敵がまとわりつく。恋と同じように、過去も飲み込み、強くなれ、三人!2016/12/31
美夜
18
るおうが『テレプシ・コーラ』の空美ちゃんみたいだなとか、パ・ド・ドゥで男子は女子を引き立てるんやでとかは『ボールルームヘようこそ』みたいだなと思ったけど、ダンス漫画なんだから先行作品との共通点があっても当たり前だった。 正直苦手な絵柄だし、あんまり絵が上手くないんじゃないかと思うんだけど、ストーリーは勢いがあってやはり面白い。主役がリア充でリアル中学生男子っぽい性格してるのがある意味新鮮。2016/12/28