出版社内容情報
金、権力、愛…真実のダブルスタンダード!
「世の中は嫉妬の上に成り立っている」
小説家・北村仁の言葉が頭の中で
いつまでたってもリフレインし続け、
放心するフリーライター・神木トオル。
その時、携帯電話が鳴る。
依頼主は言葉で人を殺してきた
男性週刊誌の元編集長。
依頼内容はかつて自らの手で
世の中から消した女優の捜索だった――
欲望の取次人でもある神木が
この奇妙な依頼に首をつっこんでから、
ある力が宿り始めたことに気づく………
【編集担当からのおすすめ情報】
『湾岸ミッドナイト』『シャコタン☆ブギ』楠みちはる氏が新境地に挑戦!!
魂の叫びlが生んだ新作は前代未聞の異形サスペンスとなり、大反響を呼んでいます。ぜひお楽しみください。
第10話 均整の崩壊・・・・・・・・・・・・・・・・5
第11話 人間の原動力・・・・・・・・・・・・・27
第12話 覚醒・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・51
第13話 スキャンダラスな依頼・・・・・・・・75
第14話 知りたいという欲望・・・・・・・・・・97
第15話 金より愛……!?・・・・・・・・・・・・121
第16話 誤解・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・143
第17話 同期の我欲・・・・・・・・・・・・・・167
第18話 10回は1回・・・・・・・・・・・・・・189
楠 みちはる[クスノキ ミチハル]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
毎日が日曜日
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楠みちはるの作品で車がメインではない作品は初めて。スピリチュアルな話かな?2016/12/29
やいとや
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物語の内容そのままに奇妙なリズム感が面白い。『湾岸』にあった「圧」とかリズムの話を思い出す。この『特別のEGOIST』はそれを敢えてモタらせたり鈍らせたりコントロールする事で『湾岸』のようなクルマ漫画に特有のスピード感を殺して作劇している。この冒険とも言える構成は個人的には大いに買えるが、打ち切りも宜なるかな、とも思う。楠みちはるに一般的な読者が求めるものはこれではないよな、と。スピリチュアル風味も胡散臭いが、ギリギリ着いて行ける位に手綱を引いているのも良し。しかし、どう終わるんだろうね、この作品?2019/03/24
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- 和書
- ひとりでは、誰も愛せない