出版社内容情報
銅ら治、大舞台で奮闘する!!!
『夏子の酒』『蔵人-クロード-』など、日本酒を扱った漫画作品を描いた人気漫画家・尾瀬あきらによる意欲作も円熟の第16集です。
今回は二ツ目に昇進した主人公・銅ら治が、父親のセッティングした300人収容の落語会に挑みます。
本巻では落語演目「化け物使い」のほか、「宮戸川」「火事息子」など有名な噺が漫画で登場。落語ファンはもちろん、落語を聞いた事がない人にも落語の楽しさが分かる一冊です。落語監修をつとめるのは今や人気落語家のひとり柳家三三師匠。単行本化に際しての書き足し部分もあり、雑誌で読んでいる方にも、新しい発見のある一冊です。
【編集担当からのおすすめ情報】
銅ら治が歩く修業道は落語家の修業でありながら、
人としての修業でもある。
落語家修業の物語ではあるが、人間としての育成物語にも
通じます。自分を成長させたい、人を育てたいなら
是非、「どうらく息子」をご覧ください。
尾瀬 あきら[オゼ アキラ]
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
12
師匠に兄弟弟子、ファンに恋人と、噺家・銅ら治を支えてくれる人々がいる。そんな銅ら治を、そもそも噺家へと導いたのは父だった。父が用意した三百人の大舞台。そこで銅ら治は「火事息子」を披露する。観客席で涙する父。その父を袖で見て、もらい泣きする銅ら美。そんな姐さんを見て、さらに泣く銅ら治。涙の連鎖は、絆の連鎖だ。そして落語を通じた、愛の連鎖でもある。2016/12/03
またおやぢ
9
親子の関係、男女のもつれ、師弟関係の機微など、人情話に重きが置かれたシリーズ第16巻。世の中はもちともたれつ、誰かが誰かの、何かが何かの影響を受けて成り立っているのであって、それに気がつくのは得てして支えられていることに気づいた時である...錫楽の根多「まめだ」が暗喩するのは、大切ななにかの喪失への複線なのかもしれない。2016/12/22
あさひ.a
1
「まめだ」という噺が気になる。2017/10/21
刷子筆男
1
今巻も尾瀬あきららしい、いい人情話なんだけど、どうも「坊主頭で面長のキャラ」の描き分けができてないような気がする巻。みんな似てて行きつ戻りつしてしまった。2017/01/01
おりひら
1
ストーカー騒ぎ、なんか妙な展開に発展しているな。 今回は、父と子の話が多かった印象。 2016/12/10
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