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出版社内容情報
始皇帝、項羽、劉邦や武帝………英雄・豪傑が次々登場してダイナミックに展開する古代中国の歴史。司馬遷が精根こめて著した、中国古代史の第一級の歴史書『史記』の世界が、コミックとなって今鮮やかに蘇る!
▼第1話/先從隗始▼第2話/奇謀詭策▼第3話/食客三千●主な登場人物/郭隗(第1話)、田単(第2話)、孟嘗君(第3話)●あらすじ/薛の領主の側室の子として生まれた田文。後の“戦国の四公子”の一人、孟嘗君ある。その才能を評価していた父・田嬰の遺言で薛の領主となった孟嘗君は、情報源である食客を大切にもてなしたため、そのもとには各地から様々な人材が集まった。政治を論じる遊説家だけでなく、物真似の名人や盗みの名人まで、「何かの役に立つことがあるかもしれない」といって迎えたため、“食客三千人”と言われるほどであった。ある日、仕えていた斉王の命で秦に赴くことになった孟嘗君は、食客を引き連れ“虎狼の国”秦へ向かったのだが……(第3話) [他全3話]●その他の登場キャラクター/燕王・噌(第1話)、子之(第1話)、楽毅(第1話)、騎劫(第2話)、田嬰(第3話)、昭王(第3話)●故事成語・諺・歴史用語 他/隗より始めよ(第1話)、楽毅の手紙(第1話)、鶏鳴狗盗(第3話)●その他のデータ/『史記』関連年表
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まるほ
23
今日は病院で検査だったのですが、順番待ちの間に待合室に置いてあった本作を手に取る。古代中国「戦国時代」戦乱の世を生き抜いた知謀の名将たちの活躍を描く3編。▼『先從隗始』斉の陰謀から燕を救い、大国にした将軍“楽毅”。かの諸葛亮孔明も手本としたという智将。「先ず隗より始めよ」の故事の意味を知る。▼『奇謀詭策』燕の大軍を、孫子の兵法を用いて破った、斉の将軍“田単”▼『食客三千』斉で食客三千人を操って活躍し、斉を強国に押し上げた宰相“孟嘗君”▼これが思いのほか、かなりおもしろかった。他の巻も読みたくなりました。2019/06/22
Tomoichi
14
楽毅と孟嘗君は宮城谷昌光の小説で読んでいたので知っていましたが、田単は知らず。勉強になりました。2022/08/27
とみやん📖
10
塊より始めよ、鶏鳴狗盗と2つの故事成語の意味を知った。楽毅、孟嘗君の二大スターの話。田単、ふうかんの活躍といい、史記は人間学の最良の教科書だと思った。食客三千人が、集まり去る理由を、市場に例え、人が集合離散するのは道理であると、ふうかんが孟嘗君に諭すところは特に印象的。2018/05/16
白義
4
燕の楽毅と斉の田単、敵同士であるこの二人のエピソードの対比が生きている。天下に名を轟かす秀才でありながら孔子をも感嘆させた名文を残した楽毅、彼に兵法では及ばぬと認識した上で手を打つ田単どちらも鮮やかに印象に残る。しかし話の面白さは孟嘗君が上かな。バラエティー豊かな食客たちの奇策に助けられた逃避行はワクワクした。春秋戦国時代って実は三国時代よりヤバい超人が多い気すらしてくる。横山史記全巻でもかなり面白い巻だと思う2012/10/30
まよた@漫画のみ
3
まず隗より始めよ!習った習った! こういう意味だったことも忘れてた! あと楽毅が出てきた!有能すぎる! 公明が崇拝するだけある! 劇辛もちらっと。 食客三千の話も面白い! 三国志より史記のほうが好きかも。 比べるものじゃないんだろうけど。2020/01/29