ビッグコミックスゴールド ケースハード 〈３〉 重擲弾筒の遺言

松本零士

小学館（1994/12発売）

• サイズ B6判／ページ数 229p／高さ 20cm
• 商品コード 9784091890139
• Cコード C0379

出版社内容情報

戦う意義すら明確でなくなり修羅場と化した戦場で、己の身を守るため敵を倒す。一兵卒の立場から、戦場という特殊な状況下に生まれる数幾多の哀しみと苦しみを詩情豊かに描いた人間ドラマの傑作群。

▼第１話／赤道霊の伝説▼第２話／虚空弾道１９４５▼第３話／重擲弾筒の遺言▼第４話／燦・戦艦まほろばの復活▼第５話／黒船漂流記▼第６話／ガンサイト４●あらすじ／日本軍のほかに誰もいるはずのない赤道直下のクスヘッド島。しかし誰かがいる気配がする……。赤道には、親にはぐれた子供をそっと親の所に連れていってくれるという魔物がいるというが、ある日、島が米軍の奇襲部隊に襲われた時……（第１話）。▼まっすぐに飛ばないロケット弾のために自爆してしまった高杉というパイロットは、技師の高島に抗議するが、なかなかまっすぐに飛ぶロケット弾は完成しない。苛立つ高杉は、実験段階の特殊攻撃機で出撃してしまうのだが……（第２話）。▼海岸線を目指してジャングルの中を行く小人数の部隊。その中の一人、吉岡上等兵は重い擲弾筒を運んでいるため、いつも隊列から遅れがちになってしまい不満が絶えない。しかしそんなある日、イギリス軍に襲われた部隊で吉岡の擲弾筒が活躍したことから……（第３話）。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[てらさか]

戦争物は好きではないけれど、図書館にあったので読みました。この本では「女を守りたいのに女に守られてしまった！」の話が心に残る。

2023/11/20