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出版社内容情報
戦う意義すら明確でなくなり修羅場と化した戦場で、己の身を守るため敵を倒す。一兵卒の立場から、戦場という特殊な状況下に生まれる幾多の哀しみと苦しみを詩情豊かに描いた人間ドラマの傑作群。
▼第1話/蚊柱の行方▼第2話/夏のバラライカ▼第3話/ブラックアウト108▼第4話/死せる王女の楽園▼第5話/明日(あした)の装甲兵▼第6話/戦艦まほろば▼第7話/黒の軍艦旗▼第8話/緑の絨毯▼第9話/レニングラードの椰子の実●あらすじ/たまたま空母の近くに墜落した偵察機。偵察機の乗員たちは運が良かったとばかりに空母に乗り込むのだが、空母は大破しており、どこの国の船なのかさえわからない。乗員たちが船の中をさまよっていると美しい女性が現われ、料理を用意してくれた……(第1話)。▼機関銃はチェコ製、手榴弾はイギリス製……国籍不明の武装をし、ある秘密命令を遂行中の部隊。しかし、彼らは行く先々で同じような国籍不明の部隊に出くわす。彼らの受けた秘密任務とは一体……!?(第2話)。▼搭乗員が足りない部隊に、補充兵として配属された木下というパイロット。宿敵である鷲と髑髏の標識を持つグラマンに闘いを挑むための、彼の秘策とは……!?(第3話)。