IKKI COMIX<br> BABEL 〈2〉

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IKKI COMIX
BABEL 〈2〉

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  • サイズ コミック判/ページ数 274p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784091886187
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C9979

出版社内容情報

失われた叡智、『森羅万象を語る書』とは?

電子書籍全盛の近未来、紙の本はアンティークと呼ばれる時代――
幼き日のあやまちによって父を失ったオレッセンは、父を求め、
父の夢見た『書』を復元すべく、ビブリオテック(電子図書の仮想空間)で
働きだす。だが、そこで彼を待ち受ける異変…!

突如現れた、妖しくも美しい青年・フェランが導くオレッセン覚醒の鍵となるのは、未だ彼がとらわれ続ける『父に伝えられなかった想い』。
「森羅万象を語る書は、きみの本だ。」覚醒したオレッセンに迫るフェランの目的は。

古今東西あらゆる本にかかれ、あらゆる情報がネットワーク上でつながった結果、姿を現した、『本に重ね合わされた、もうひとつの位相』。
そこで語られるメッセージを、果たしてオレッセンは読み解くことができるのか。

発端となった父の失踪、父が造ったビブリオテックで増え続けるパランセプト、父が研究していた古写本を守る謎の教団、フェランをあやつる科学者、
そして、白昼夢の中でオレッセンに呼びかける声…光……
謎がからまり合い、オレッセンを中心に重なり合い、
ひとつの像を結ぼうとしている――!!

なお、本巻帯にはSF・ファンタジー漫画の大家、萩尾望都氏による推薦コメントを予定。

【月刊IKKI掲載分のうち、folio4~12を収録】

【編集担当からのおすすめ情報】
著者の重松成美氏は、フランスで製本の技術を学び、帰国後「本を綴じること」をテーマにした『白い本の物語』でデビュー。一貫して「本」を軸に作品に取り組んでいます。

本作は、世の中の書物がほぼ電子書籍に置き換わった近未来を舞台にした
壮大なファンタジー! 人々が語り伝えてきたあらゆる物語の背後に隠されている真理を探る冒険譚でもあります。
古くは口伝、壁画、石版、パピルス…人類が絶えず伝えてきた「物語」とは、「創作」とはなんなのか。
眩暈がしそうなほどに大きなテーマ、でもスピード感抜群の物語。
どうぞ冒険家になったつもりで楽しんでください!

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中

34
オレッセンの体におこった異常が友人を巻き込んだと思ったら、友人にとってはなかったことになっていて、さらにそれを巡って新たなマッドサイエンティストのような人の登場で謎は深まるけど、面白さも大きくなって、次巻がさらに待ち遠しくなる2013/03/13

ぐっち

8
パターンがまとわりつくような不思議な感覚にくらくらします…。あっ話は進んでなかったのか。小さいころのオレッセンが超可愛い。2013/04/21

645

8
謎に次ぐ謎な展開。抽象的表現に四苦八苦しつつ読み進めている。<記述><紋様>は重要なワードかな。『本に重ね合わされた、もう一つの位相』の探究の為以外にも、上層部は別の目的を持っている様子。それは段階を経て行くべきモノらしい。ギイ達と博士は面識はあるが志を共にしている訳ではない様でフェランを仕向けた真意が計れない。どういう存在なのか、行動も不可解。あの手帳に込められた父への思いが“もう一つの位相”であり、手帳による感情の変化が紋様に影響し、今の現象に繋がってるのかな…難しい。早く続きを読んで深く理解したい。2013/03/05

椿

5
自分にだけ見えている紋様。不思議な青年も出てくるし、どうなっちゃうんだろう。最後に、萩尾望都さんの文章があって得した気分。2015/02/15

しましまこ

5
電子図書空間内の現象のはずのパターンが主人公の体に!パランセプト(重ねられてるもの)とは何なのか?謎は増すばかり。萩尾望都先生の推薦文が巻末に!ますます楽しみ。2014/07/22

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