出版社内容情報
▼第13話/彼はここで死んだ▼第14話/レンズの中▼第15話/もっとマシな戦争▼第16話/恐怖が舞い降りる▼第17話/戦意喪失▼第18話/戦争は終わらない▼番外編/野良犬たちの休息▼アオザイ通信
●主な登場人物/ヒカル・ミナミ(米陸軍機関誌「星条旗新聞」特派員カメラマン。日系米国人)、“彼女”(ヒカルが出逢った謎の戦闘美少女。口ぐせは「ンクク」)
●あらすじ/7人のうち5人が“彼女”の手により殺されてしまった「野良犬たち(ストレイ・ドッグス)」とヒカルが、なんとかたどり着いたプレイメ基地。だがそこで北ベトナム軍と、おばあちゃんたち南ベトナム民族解放戦線との戦闘が始まった。ヒカルが「野良犬たち」の一人ジャジャマルから、戦場で生き残る方法を教わっていたそのとき、一発の銃弾が彼らを襲い…(第13話)。
●本巻の特徴/“彼女”によって全滅させられた「野良犬たち」。そして、ティムまでも…? さらにイアドラン渓谷の戦いで、5か月ぶりに再会したヒカルと“彼女”だが、2人はまだ互いのことを知らず…。
●その他の登場人物/おばあちゃん(“彼女”を「プランセス(=お姫様)」と呼び、レッスンをつける。口ぐせは「だど」)、ティム・ローレンス(陸軍特殊部隊「グリーンベレー」所属。口ぐせは「もっとマシな戦争をやろう」)、ヤーボ大佐(陸軍特殊部隊第5グループを率い、ティムに“彼女”捜索を命じる。チョコ依存症で飛行機が嫌い。現在、ニャチャン基地にいる)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
神太郎
25
戦闘描写が多めな巻でした。ティムとお姫さまの戦い、トン将軍とヤーボ大佐の戦いなど。それぞれが命のやり取りをする。そして、恐怖を知る。漫画だからこそのヤーボ大佐のトン将軍へのとどめのさしかたはエグかった。が、絶望を叩き込ませるには確かに有効だろうか。そんなヤーボ大佐すら冷や汗を出すばあちゃんの存在感よ。ばあちゃんの言うベトナムが負けるわけがないというのは歴史が物語っているのだからそうなのだろう。一巻冒頭のシーンへどう繋がるのか?展開が気になってきた。2020/08/11
多田幾多
17
あんなに「マシな戦争をしようよ!」と言っていたティムが秒殺wまあ、大佐が言う通り彼は戦争を舐めていたから、このような結果になっても仕方ないけれど……いや、本音を言えばここに出てくる奴らが規格外に強過ぎると思うんだけどさ……プリンセスといいヤーボ大佐といいおばあちゃんといい。マトモなのがいないように感じるけど、ベトナムでは普通は通用しないって、誰かが言っていたような。そして、いつになったら二人はお互いを知れるのだろうか?ね?2014/04/10
眠る山猫屋
16
ただただヤーボ大佐の怪物ぶりに圧倒された三巻。ほとんど魔物でしょ、見た目も中身も。それでいて、人間的なところもあるんだから、始末に負えない。脱走兵のホンなんて、虫けら以下の扱いだった・・・。彼は徹底的な傍観者にはなれなかったのだから。2017/04/05
流之助
14
このデブ痩せてる時かっこいい。2020/02/10
exsoy
5
盛大な誤植に萎える…2008/06/02