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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
田中峰和
3
農民を弾圧していた錦丹波がようやく善政に目覚めたとたん、望月佐渡守の罠にはまり代官を解任追放される。佐渡守は酒井忠清の一味であり、竜之進にとっては共通の敵なので丹波を助ける。残り2巻となって、大詰めに近づくのだが結末が見えてこない。竜之進や正助が思い描く平等社会を築くことはこの時代には不可能。第一部の結末は被差別民の家康の身分を隠蔽する背景がったが、今回はどんな結末を迎えるのか。竜之進、アヤメ、音弥など強すぎて危機に陥らないので、ハラハラするところもないのが物足らない。2021/03/03
チョビ
3
もうますます何がなんだか。史実から考えると佐渡守の野望は丸わかりだが、消えて行く登場人物がはともかく、新たな謎を呼ぶ登場人物を回収できていないだけに、「もう時代に合わなくていいから、第3部描いて!」と言いたくなる。そしてカムイ!非人村の人々とはどうなっているの?いや、どうなって行くの?あと2巻しかねえ、大丈夫か、かぎばあさんの兄貴群!エロすぎて学級文庫に置けねえ!2019/02/03
みさと
2
アヤメ救出作戦の後、竜之進とアヤメは夫婦になった。竜之進はアヤメを伴い、苦い記憶に満ちた故郷日置へと向かう。日置の代官錦丹波は、今では百姓と共に農作業をするなどすっかり生き方を変えた。民から大いに慕われ領内は平和。しかし、その日置を狙うのは隣国の望月佐渡守。丹波の足をすくうため、かつてさらって岡場所に売り飛ばした丹波の娘鞘香を連れてくる。佐渡守を、娘を救ってくれた恩人と礼儀を尽くす丹波だったが、信頼したが故に足下をすくわれる。騙され、代官を罷免され、命まで危機に。追われる丹波を音弥が助ける。人生の浮沈。2024/10/02