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出版社内容情報
さいとう劇画の原点を再リリース!!
さいとう・たかを画業60周年記念企画!! 同氏が1968年に弊社より刊行した『007』シリーズ計4作(『死ぬのは奴らだ』『サンダーボール作戦』『女王陛下の007』『黄金の銃を持つ男』)の復刻版、第4弾!! 『ゴルゴ13』連載前に描かれた、まさに劇画の原点。12月の『007 スペクター』公開と併せ、全国にボンド旋風が吹き荒れる!!
”さいとう版・007”第4作。007の同僚がジャマイカで怪死した。死因を探るボンドは世界的暗殺者スカラ・マングの恐るべき暗殺者養成計画を知り!?
【編集担当からのおすすめ情報】
ビッグコミック連載中の国民的人気漫画『ゴルゴ13』の原点ともいえる、さいとう氏の愛着深い『007』シリーズ。映画に負けない迫力と、さいとう・たかをオリジナルのストーリー展開は要注目。古書店でも手に入らない、幻の名作です。ファンならずとも必読!!
(目次)
序章 ジェームス・ボンド
第1章 クルト・ハイマン
第2章 M
第3章 バルト・G・ギルモア
第4章 ハンス
第5章 スカラ・マング
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんぶん
14
【再再読】いよいよ、さいとう版・007の最終巻。 やっと007の世界観を掴んだ感じ。 マネー・ペニーや「М」との絡みも合ってきた、序章からボンド登場まで映画のシーンのような展開を見せる。 黄金銃の使い方がいまいちだったが最後の決闘シーンは魅せる。 お色気なしの007、何とか見られるようにしたのは、流石さいとう・たかを、拍手を送りたい。 殺し屋の武器の使い方など「無用ノ介」のシーンに同じ物が使われていてこの頃から考えていた事が判る。 さいとう・たかを、素晴らしいプロデューサーを亡くしたと思う。改めて合掌。2023/01/21
ぶんぶん
9
改めて、さいとう・たかおの構成力に脱帽。 007を見ないで独自の世界を構築する和製007。 ボーイズ・ライフ連載だからお色気は無いけど見事にスパイ物に仕上がっている。 それに、このスマートさ、時代を感じさせないスピード感、復刻して良かった。 タイトルの黄金銃、出番が判りづらい・・・(笑)2016/07/09
パンダプー
9
007に詳しくないため、「ゴールドフィンガー」と勘違いしたままよみすすめるも、?がでっぱなしで、ゴールドフィンガーではないと途中で気付く。しかしながら、多分映画の黄金銃を持つ男とは違うから気にせず読み終わったが、確かにゴルゴの原点と言えるのかも。2016/01/17
ぶんぶん
4
【再読】徐々に007の形式に変化して来た。 Mの使い方からマネーペニーまで原作らしさが出て来た。 スカラマングがどうも役不足のようで実力者の貫録が無い。 ボンドの活躍はさいとうアクションで快調に飛ばしている。 ゴルゴのエピソードや無用ノ介の物まで、いろいろ工夫している。 しかし、そのエピソードに出て来るキャラクターまで一緒と言うのはエピソードとセットで考えているのか。 最後の一巻になってしまったが、さいとう版・007はアクション劇画として最高である。 007と名乗らないと掲載できなかったのが残念。2020/04/10