出版社内容情報
最新鋭空母が発進する新軍事物語!!!
『沈黙の艦隊』『ジパング』に続く、
かわぐちかいじの
新軍事エンターテインメント第1集!!
20XX年、尖閣諸島沖で
海上自衛隊と中国海軍が衝突!!
戦闘は回避したものの、
危機感を募らせた日本政府は、
最新鋭戦闘機を搭載した
事実上の空母「いぶき」を就役させ、
新艦隊を編成ーーーー!!!
艦長は、空自出身の男・秋津―――。
かわぐち かいじ[カワグチ カイジ]
著・文・その他
惠谷 治[エヤ オサム]
監修
1 ~ 4件/全4件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
276
これは面白い。リアルの世界情勢と合わせて、空母就航と言うのは興味深い。こういう中国人スパイっているんだろうなと思った。現実に空母を日本が持つとどうなるのか徹底したシミュレーションだなと思った。著者は相変わらず沈黙の艦隊、ジパングと艦船で言うと原潜、イージス艦、空母とテーマを変えて書かれているなぁと感じた。秋津一佐が今後どうするのか気になる。個人的にはアジア最強というのは過去の石原莞爾の世界最終戦争論を思った。2015/12/29
KAZOO
111
「沈黙の艦隊」ではアメリカが相手だったのがいよいよ中国を相手にということで話が始まるようです。最近の世界状況をうまく取り入れてタイムリーな感じです。ニュースで見た首相も出席した観艦式の護衛艦のいずもがこの空母いぶきにかぶさって見えました。どれくらい長い話になるのかわかりませんがかわぐちかいじさんのコミックはいつも問題提起をしてくれます。2015/10/24
ケンイチミズバ
65
ひゅうがやいずもの甲板にスキーのジャンプ台を付ければ空母の出来上がり。短距離離着陸できる戦闘機を搭載すれば、完成。日本的な工夫ですね。それでも、巡航ミサイルの方が優位性は高いですね。ロシアは凄すぎるなあ。空母を持てば空母キラーが現れる、軍事的プレゼンス、優位性とは、一時的、暫定的なもの。戦わずして勝つ、抜かない刀こそよい刀。日本がこれからも、日本的でありますように。ストーリーとはあまり関係ありませんが。2015/10/10
kinupon
52
映画とは違い本当に近未来に起こりそうな内容です。2019/06/20
future4227
50
映画が面白かったので、ついでに原作も読んでみたくなった。原作は映画よりも敵国の動きが過激。でも、これはあながち架空の話とは言い切れない恐ろしさを感じる。実際日本では、F-35Bステルス戦闘機を搭載可能とする海上護衛艦「いずも」と「かが」が事実上の空母化となっており、着々と空母保有計画は進行している。先日来日したトランプ大統領も「かが」に乗艦していましたね。那覇から尖閣諸島までスクランブル発進しても20分かかることを考えると必要に迫られているのかもしれない。2019/06/06