出版社内容情報
魂が泣き笑う“よしえサン”至高のシリーズ
最愛の妻を亡くした漫画家にできること。
それは、描くこと。
あのニョーボ、“よしえサン”との死別を明かし、
ペンを置いていた愛妻マンガ家S、須賀原洋行。
漫画という、自らが創りあげる世界の中に
ニョーボを生き返らせるため、
尽きない想いを抱きしめながら、
哀しみと対峙しながら、いまペンを握る!
それは、ホホホなニョーボ、よしえサンと再び笑うため。
至高のシリーズがいま始まる!!!!!!
【編集担当からのおすすめ情報】
病魔に襲われた、大切なひと、大切な思い出。
漫画家・須賀原洋行が全存在をふりしぼり、哀しみとたたかい、
自らの女神、よしえサン=ニョーボを描きます。
魂から、泣き、笑う、まさに刮目のシリーズです。ご注目ください。
第1話: ニョーボは。ニョーボと。ニョーボが!
第2話:愛と力と降臨と。
第3話:天国から来てるニョーボ
第4話:きもちの変化の原理?!
第5話:それは大事なお買い物?!
第6話:お墓を自宅のマンションに!?
第7話:起きられなくて、暴君。
第8話:「王様」はお受験の前に。
第9話:出張!! 野生の恵みを堪能!
第10話:ない。 ないぞ。
第11話:父と息子、共同で。
第12話:二人のつながり
第13話:思い出と、思いのチカラ
第14話:偏在する我々と相互のチカラ
第15話:愛息の行方
第16話:ニョーボが実在する、ということ。
第17話:ニョーボよ!!!
1 ~ 2件/全2件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タマキマタ
10
須賀原さんのマンガをがっつり読むのはこれが初めてです。ホホホのよしえサンのことは昔から雑誌で何度も目にはしていたので「平和で楽しそうなマンガだな。でも長い事連載してるみたいだし、いつかまとめて読んでみたいな」と思う程度だったので、まさかこんなことになっていたとは…。読後感は、なんか、ツラいです。この作品が須賀原さんの救いになってほしいと願いつつ続刊を待ちます。2015/10/17
ミラクロン・カエサル
8
須賀原作品の主役とも言うべき、作者の奥さん、ヨシエさんはお亡くなりになっていたそうですけど、そのヨシエさんが天国から須賀原家にやってくるという設定のお話です。あいかわらずの楽しいコメディなんだけど、大切な人を亡くした悲しみというものが通奏低音のように響き渡ります。合掌。2017/04/20
もりげし
6
実在ゲキウマ地酒日記しか読んでないけど、それでもその後が気になって買ってしまった。ノンフィクションのエッセイに近い形だからか、漫画と週刊誌の中間って感じで読んでます。あ〜やっぱ読み始めるとハマるな、このクドイ感じ(笑) しかし読んでいくうちに作者の現状が心配になってくる作品ってのも、そうそうないよなぁ…。応援してるので是非よしえサンと一緒に生き続けて欲しいと思う。2015/08/31
yoruyuki
4
須賀原洋行という漫画家の人生と技術と執念と狂気の集大成。「漫画内でニョーボを生き返らす」ということの意味がまさかこんな形とはというか修羅の道に踏み出しているとしか自分には思えずその覚悟に泣いた。ペットセメタリーかよ! 読者層はほとんど実在OLからよしえサン期だと思うが、むしろ実在OL不在『気分は形而上』など、初期須賀原ワークを愛した読者に読んで欲しい。いや、ほんと大変なことになってるから! 大問題作だからヤバいからこれ!2015/08/31
猿兎
4
パートナーを失う悲しみは自分には想像できないくらい重いものなんだろうなあ。天国からトンネルをくぐって扉から出てきたときはどういうことだと思ったけど、読んでいくうちになんか実際にありそうな気がしてきた。料理のところはお腹が空いた。2015/09/02