出版社内容情報
日本を襲った未曾有の大地震は、国土を真っ二つに割り、誰も予想だにしなかった“未来”をもたらした…!! かわぐちかいじが描く、衝撃のノンストップ・クライシス!!
▼第16話/心の火▼第17話/巨大な意志▼第18話/台湾総統 蔡慶鈴▼第19話/突破口▼第20話/果てなき道▼第21話/炎の記憶▼第22話/宣戦布告●主な登場人物/柳舷一郎(政界の名門・柳家の跡取り。震災時に消息を絶ち、台湾人の義父母に育てられる。台湾名・舷[シャン])、柳拓磨(日本最大保守・民自党の幹事長で、政府を陰で舵取りした傑物。舷一郎の祖父)、地道行男(柳家に代々仕える実直な秘書。行方不明の舷一郎を捜す)、張(台湾マフィア・六海幇の荒くれ者だったが、舷一郎に出会い、義に目覚める)、羽田遼太郎(台湾警察の刑事。震災時、日本国籍を捨てた棄国者を親に持つ。台湾名・羽[ユイ])●あらすじ/日本人の過激派グループによるテロ計画が発覚し、避難民キャンプに暗雲が漂う。だが、舷一郎の「震災から生き残った人間のために悲劇を止めたい」との訴えが日本人避難民の心を動かし、代表の尾津を中心にして、淡水キャンプ8万人に暴動阻止の決起が呼びかけられる。そんな時、キャンプ滞在中の地道が舷一郎に声をかけ…(第1話)。●本巻の特徴/過激派グループの武装蜂起と日本人母子殺害事件は、裏でつながっていた!? 舷一郎の熱い心が、避難民8万人を動かす!!●その他の登
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中
3
テロに対して人間の楯となる、立派だけど相手は人を殺すことで事を起こす決心をしたのだから、やっぱり言葉では通じない人がいるんだから、悲劇は避けられない。その悲劇をどう乗り切るかで未来は変わっていくんだろうなぁ2013/01/14
じゅんいち
3
民族意識を持ちつつ、自分の国に住めない人間の実態や感情が少し理解できた気がする。この巻、引きがうまいですね。2011/02/21
宙乃(そらの)
3
追い詰められた避難民テロ計画を止める為に歩き出す舷一郎。キャンプ長尾津「人間のすることの前に無力でいてたまるものか!もう2度と人間が死ぬのを見たくないんだ!」避難民キャンプ8万人が動き出す。2011/02/08
秋庭誠
1
デモよりも効果が高い奇襲ってまあそうなんだけどね…うん…2015/08/17
Okumura Ryosuke
1
日本分断からナショナリズムの描き方がすごい。予想通り面白すぎる。2016/05/04




