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出版社内容情報
谷口ジローが描く“孤独のルーヴル”
『孤独のグルメ』の谷口ジローが描く“孤独のルーヴル”!!
ルーヴル美術館&オリジナル誌の共同企画。ヨーロッパで絶大な人気を誇る谷口ジローが挑む美術史の迷宮。ゴッホやコローなど巨匠たちが麗筆で蘇る!!
芸術家たちの魂が集う、美の迷宮ルーヴル美術館を訪れた作家は、ルーヴルの守り人に導かれ、美術史の旅に出る。ゴッホ、コロー、など巨匠たちと出会い、言葉を交わした作家が、最後に出会う人とは…!?
※通常版と豪華版の内容は同じです。
【編集担当からのおすすめ情報】
オールカラーの豪華版も同時発売!!
1 ~ 2件/全2件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
105
谷口さんの比較的最近コミック誌に掲載されたものをまとめたものです。ルーブルを見ているときに過去へのタイムワープのような感じを受け、様々な人物がとおり過ぎていきます。サモトラケのニケを案内人としてルーブルにかかわる様々な事件を描いてくれます。特に大戦中に美術品を非難した話は印象に残りました。2016/01/31
keroppi
57
3月29、30日に世田谷美術館で開催されていた「さくら祭」のフリーマーケットで見つけて購入。ルーヴル美術館を谷口ジローが描く。時空を超えて、不思議な体験をする。美術館には確かにそんな感覚を呼び覚ますものがある。美術館に展示された作品たちが、それぞれの作家たちの強烈な想いとしてそこに残っているからかもしれない。歴史的名作を描き写す谷口ジローの画力も凄いが、やはりカラーで読みたかったなと思った。2025/04/15
マリリン
47
舞台はルーヴル美術館。過去と現在を紡ぐ幻想的な空間に歴史的背景も織り交ぜた内容はストーリーも画も熟成され味わい深い作品だった。夢想の中の時空で邂逅したルーヴルの守り人サモトラケのニケに誘われるかのように、時空の旅で出会った画家や文豪。第二次世界大戦下千年の高みから失墜してしまったフランスを語るサン=テグジュペリ。ナチからルーヴルにある魂を宿した美術品を命がけで守った人々。現の中の識閾が覚醒された絵。時代とすれ違い人と出会う不思議な迷宮。耽美な浪漫を感じる世界観に魅かれた。...心に纏いひて離れざるは...2021/09/16
かおりんご
43
漫画。職場の方から借りました。読んだことのないタイプの漫画だったので新鮮!ルーブルの歴史や絵画について、ちょっと勉強になりました。ルーブル、行ってみたいな。2016/01/09
更紗蝦
32
ルーブル美術館をテーマにした漫画です。特定の収蔵品の魅力を描いた話や、収蔵品を戦禍から守るために尽力した学芸員の話も面白かったのですが、一番印象に残ったのは、「誰もいない館内の静謐さ」の描写です。恐らく、著者自身は「誰もいないルーブル美術館」を取材してはいないでしょうから、想像だけであの「雰囲気」を描いたのは凄いです。学芸員や警備員でもなければまず味わうことのできない「誰もいないルーブル美術館」を独り占めするという“贅沢さ”を漫画という手軽なメディアでバーチャル体験できるのは、かなりお得と言えます。2016/01/05