出版社内容情報
夕暮れの甘酸っぱいショートストーリーズ！
女子高生の高取エリ。
彼女の放課後は、ちょっとした謎とドラマに満ちている。
・とあるカップルは何故話をしないのか？
・お堅い先生の密かな楽しみは？
・そそくさと帰る同級生の秘密
・美術室のヴィーナス像の謎
・踏切に出るというユーレイの噂etc...
誰もが持っている秘密、意外な一面を垣間見る――
甘く少しほろ苦い青春ショートストーリー!!
【編集担当からのおすすめ情報】
広島在住の田村茜氏、初単行本です。
この漫画は、全て夕暮れのお話。
あなたは誰ですか？（誰そ彼）という頃合いは、
授業や仕事中つまり普段とは違う”顔”が見える時間帯。
あなたの隣にいる人の”顔”もこの中に出てくるかもしれません。
今、高校生の人、かつて高校生だった人が
甘酸っぱい思いにかられること間違いなし！です。
第1話 Memo.01高取エリのかけら／Memo.02カップルの事情／Memo.03黒木先生の顔
第2話 Memo.04浜野くんの謎／Memo.05小川さんと思い出
第3話 Memo.06真知ちゃんの嘘／Memo.07みっちゃんの優しさ
第4話 Memo.08花ちゃんとヴィーナス／Memo.09結城くんとユーレイ
第5話 Memo.10待ち合わせの相手／Memo.11浜野くんとクイズ
第6話 Memo.12ゆーちゃんと泣き虫／Memo.13黒木先生の授業
第7話 Memo.14中野部長と文化祭／Memo.15浜野くんと買い食い
第8話 Memo.16先生たちのサンタクロース／Memo.17浜野くんと帰り道
田村 茜［タムラ アカネ］
著・文・その他
1 ～ 1件／全1件
- 評価
本好きkotaの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
瀧ながれ
21
「記者」を目指して、いる女子高生・エリさんが、学校や帰り道で出会うちょっとした出来事を描いた作品。かわいくて軽快なタッチで、ときどきシビアなことを扱うので、二回目読み直してほろほろと泣けた。踏み切りに幽霊がでる話は、こうして思い出すだけで涙が…。山路くんのエピソードも好き。エリちゃんかっこいー♪2015/03/23
ぐっち
19
エリちゃんがとてもいいコで読んでて楽しかった。甘酸っぱいのは浜野くんですよ！！2015/04/05
イーダ
13
とーっても優しい世界を感じます。ジャーナリスト志望の女子高生、エリちゃんは自称「出来事を引き寄せる」女の子。でもそれは凄惨なものとかではなく、ほんわりとした事がほとんどで、もし記事として見たらにんまりできるようなものばかり。頭と心を休めたい時に読みたいコミックです。2015/06/14
びすけっと
7
2015年3月刊。初出 月刊スピリッツ。ダ・ヴィンチ2015年6月号つながり。ネット上での編集者おすすめの文中「誰そ彼」にむむ？誤植？と思いましたが、作中に出てきておりました。自分の基地でもある家が恋しくなる時間帯。人にそれぞれ訳もあるなあ。短編が盛りだくさん。主人公のエリのたそがれ時にみせる不思議な力が魅力的。「先生たちのサンタクロース」の黒木先生の返しが良かった！ 甘酸っぱい思いはこの後さらに盛り上がることに期待。新聞記者になりたいエリの取材や文章がもっと出てきたらさらに楽しめたかな。 2015/05/18
HARD SEVEN
7
とても良かった。見当はずれな感想かもしれないけれど「なぜ勉強をするの？」という問いに対してこの漫画は答えているように思えて感動した。学生のほとんどが正答を求める作業に従事し、また疑問を持つのだろうけど、大事なのは「正答」ではない。そのことを学生の時分に気づいていたなら、もっと豊かな時間を過ごせただろうな。自分と世界が接している部分が「世界」なのであって、それは完全でも一面でもない。だからいいのだ。分からないもの知らないものが無限にあって、それは独自の出自と歴史をもって佇みこちらを見ている。私たちが2015/03/17
