出版社内容情報
廃村の危機迫る南洋の孤島・唄美島、その未来を背負うことになったのは、わずか6歳の少年だった…!! ノンフィクションをもとに描かれた、切なくも温かいヒューマンドラマ!!
▼第33話/ぼくらの島においで!▼第34話/ふたりの六年生▼第35話/箱の中の蝶▼第36話/旅の始まり▼第37話/ゴーヤ嫌い▼第38話/島に来る理由(わけ)▼第39話/お母さんの手紙▼第40話/新しい友だち●主な登場人物/照屋光(父の故郷・唄美島の小学校を存続させるため、東京から一人で島へ渡った少年)、照屋洋平(光の伯父。唄美島での光の里親)、古谷保(都会の学校になじめず悩む少年。6年生)●あらすじ/学校にうまくなじめず、精神的なストレスから、体調を崩してしまった保。無理をして出席しても、同級生や先生からの無神経な言葉に、敏感な彼の心はいつも悲鳴をあげていた。そんななか、たまたま目にしたタウン誌で、保は唄美島の存在を知り、電話を掛けてみるのだが…(第33話)。●その他の登場人物/大浜由美(光と同時に唄美小学校に転入。2年生。少し体が弱い)、照屋ゆき子(洋平の妻で、光の伯母。唄美島での光の里親)、照屋さと子(洋平の娘。那覇でタウン誌の編集している)、田崎ちか(唄美小学校3年生。光が来るまで3年間ひとりで学校を支えてきたが、西表島に転校)、米盛美幸(児童養護施設「聖樹園」で暮らす少女)