出版社内容情報
劣勢だった日露戦争にで、日本を絶体絶命の危機から救った、大日本帝国海軍中佐・秋山真之(あきやま・さねゆき)作戦参謀。彼を主人公にした、史実に基づく壮大なストーリー。
▼第55話/双頭の鷲▼第56話/訪日歓迎、露国皇太子▼第57話/大和魂▼第58話/国家100年の計▼第59話/立憲国家の夜明け▼第60話/父上▼第61話/威嚇▼第62話/和戦▼第63話/寸鉄▼第64話/丹田▼第65話/文壇●主な登場人物/秋山淳五郎真之(あきやま・じゅんごろうさねゆき。海軍兵学校を卒業し、現在は少尉候補生。後年、帝国海軍連合艦隊参謀となり、日露戦争を勝利に導く)、正岡升(通称のぼサン。帝国大学生。秋山の幼なじみ。後の俳人・正岡子規)●あらすじ/明治23年12月。練習艦「比叡」「金剛」で地中海に入った真之たちは、ロシア皇太子・ニコライを乗せた巨大な戦艦とすれ違った。練習艦の倍以上の威容を誇る戦艦に、真之たちは息を呑む。東洋諸国に軍備を誇示しつつ、“東方を征服せよ”という名の街・ウラジオストックを目指すニコライたち。だが彼らは、日本で数奇な運命に巻き込まれることとなる……!(第1話)●本巻の特徴/ニコライ皇太子の訪日は、国を挙げての歓迎行事となった。接待係には皇室・陸海軍の有能な人材が配され、京都では季節はずれの大文字焼きまで行なわれる。ところが、滋賀県大津を周遊中のニコライに、警備中の巡査が斬りかかる事件が発生した!! 幸い
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@ヴィタリにゃん
42
漫画だと10分で読めて(いや、単に見てるだけかもですが)分かりやすいです!大国ロシアの超大型戦艦にビビる日本。それとニコライ皇太子切り付け事件!!!秋山真之の頭脳、益々冴えわたる。2020/11/05
北白川にゃんこ
4
今ロシアと戦うのは早い!緊張感あったな。2020/07/17
田中峰和
3
ロシア艦隊の脅威を目の当たりにした後、ニコライ皇太子暗殺未遂事件が発生。焦る政府、明治天皇はわざわざニコライのお見舞いに駆けつける。日本の艦隊は貧弱で清国の艦船の立派さにも驚く真之と山路。後に戦争の相手国となるロシアと清国に比べれば、当時の日本ははるかに貧乏国だった。とにかく伊藤博文や西郷従道がロシアへの謝罪のため、実行犯の津田巡査を死刑にしようとするが、法を守ろうとする大審院長の児島はがんとして拒否。ニコライが日本びいきだったこともラッキーだったのかもしれない。これを契機に国力増強にまい進する日本。2021/02/28
Kudo Atsushi
0
戦艦登場2022/02/14
六花
0
遠洋航海はあっさりと終わり、国際情勢の分かる展開をふんだんに収録した巻。 英語やロシア語と、日本語の同時表記は珍しく、教科書に載る偉人達の台詞回しもしっかり考えられている。色々な意味で読み応えがあった。 いよいよ列強国達が動き出さんとしている。2019/09/10
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