ビッグコミックス<br> 天駆 〈4〉

ビッグコミックス
天駆 〈4〉

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  • サイズ コミック判/ページ数 213p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784091863041
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C9979

出版社内容情報

幕末の京都。日本の夜明け前に、その男は天駆ける星のごとく現れた。大佛次郎の『鞍馬天狗』連作を、森秀樹が力強い筆致で描く本格派時代劇!

▼第27話/真の暗殺者▼第28話/御庭番▼第29話/牛頭馬頭(ごずめず)▼第30話/大芝居▼第31話/軟禁▼第32話/下関へ▼第33話/穴▼第34話/笑顔のために▼最終話/永遠の二人●登場人物/倉田典膳(=鞍馬天狗。倒幕派に味方し、新選組と敵対する、神出鬼没の謎の男)、杉作(角兵衛獅子の少年。天狗に強く惹かれている)●あらすじ/何者かによって薩摩藩士が殺された。その斬り口から、倉田と同じ剣法を使う者の仕業と判明する。同じくその斬り口から何かを読み取った倉田は、普段は興味も示さなかった剣の修練に取り組むのだった。その後、犯人と疑われた倉田は、薩摩屋敷で取り囲まれるが…(第27話)。●本巻の特徴/御公儀隠密・御庭番が、京都に集結したとの噂が広まる。“鬼刃番”の名で恐れられ、独自の剣法を操る幕府方最強の男たちである。かつてない強敵を前に、倉田は…? 本格派時代劇、堂々完結!!●その他の登場人物/近藤勇(新選組隊長)、土方歳三(新選組副長。気性が荒い)、沖田総司(新選組隊員。爽やかな気質が周囲を惹きつける。杉作とも仲がよい)、西郷吉之助(西南の雄藩・薩摩藩の豪傑)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

井上岳一

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大佛次郎「鞍馬天狗」のマンガ版。原作読んでないからどこまで原作に添ったものかわからないけど、凄く良かった。大佛次郎は民本主義を唱えた吉野作造の弟子。だから、単なるチャンバラではなく、混乱期の幕末を描きながら、新しい時代とは何かを問いかける内容になっている。本作の鞍馬天狗は、「子ども達が笑顔でいられる国」になることを目指して死闘を繰り返す。「どんな国をつくりたいのか?」という鞍馬天狗の問いかけがいつまでも胸に残る。混乱期にある今こそ読まれるべき名作です。2012/08/27

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