出版社内容情報
軍国日本再び! 終末の世界を生きのびろ!
近未来――核テロにより東京は壊滅し、首都は熱海へと遷都される。日本は一度解体されたはずの軍部が再び主導権を掌握、ひっ迫した国勢に乗じ、民間人徴兵に乗り出す!! 一介の和菓子職人・青乃盾は社長の謀略により、他の従業員たちと共に徴兵制のサンプルとして軍事訓練に送り込まれてしまう! 確実に破滅の道へと歩き出してしまった日本の行く末は…!? そして、この国の惨状を見つめ、静かに立ち上がろうとしている男とは…!?
【編集担当からのおすすめ情報】
前作『静かなるドン』の完結から一年余…新田たつお氏の最新作!! 前大戦を再現するかのような軍国日本の復活。人類最弱の主人公・青乃が背負う役割とは!? !
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かっぱ
25
仮想ニッポンのはずが変にリアルであったりする。あくまで漫画であることを貫きながら、もしかしたらと思わせるところのバランスがいい。「それでも日本は戦争を選ぶのか!?」。自らその力を封印していると思われる人類最弱の男の秘められた能力とは。2015/12/05
かおりんご
25
漫画。Kindle版にて読了。いつか、徴兵制はこんな風に始まっていくのかな?と、ドキドキした。一癖も二癖もある饅頭屋の従業員たちが、今後どうなっていくのか気になる。自衛隊漫画かと思ったら、全然違っていたけれど、それはそれで楽しめた。2015/06/24
ギンレイ
5
【人類最弱?】 もしも・・・な近未来。 これはかなりの意欲作ですね! 日米共同で戦うような時代になったら・・・の設定ですが本当に構想が鋭いです。 経営者が「余剰人員を軍へ」送ってしまいたいと言っていますが、これはリアルでも「企業研修として自衛隊へ」という話が検討されたことがあると聞きます。 そしてこうした時代に遷移すると反戦の意味も安保の意味もガラリと変わってしまうんだなと感じ、割とリアルに受け止められる部分が多かったです2016/01/16
へへろ~本舗
4
数年前だったら「まさかこんな荒唐無稽な」と思っただろうが、今は…。2014/12/27
fumikaze
3
漫画『隊務スリップ』 私にとってこの人の漫画は安心感がある。 気弱でおとなしそうな主人公、ただ者ではなさそうな毅然とした母親、面倒見がよく活発でしっかりものの女友達、というお馴染みの登場人物。 こういう変わらないパターンは古くからの読者にとってはそれなりに安心して読みやすい。2014/07/27