出版社内容情報
酒とバットをひっさげて一打席に命を燃やす景浦安武の代打屋人生。あらゆる世代を魅了する超ベストセラー。
▼第1話/虎次郎の悩み▼第2話/梅雨明け▼第3話/新星☆旧星▼第4話/有給休暇▼第5話/後継者▼第6話/永遠の野球少年▼第7話/三塁コーチ伊原春樹▼第8話/獅酒舞▼第9話/遠いまなざし●主な登場人物/景浦安武(通称あぶ。ダイエーホークスの選手で、大酒飲み)●あらすじ/2002年のある梅雨空の日、「大虎」店主の桂木虎次郎は、ひとり考え込んでいた。元気のない様子を気にかけたサチ子がわけを尋ねると、なんと店の名前を「大牛」に変えるのだという。最近負けが続いている景虎のことを気にしていた虎次郎は、祖父として命を懸けて応援している気持ちを伝えたかったのだが…!? (第1話)。▼入団以来、二年連続最多勝の景虎だが、今年は途中まで5勝6敗と今ひとつ振るわない。だがこの日のオリックス戦では、なんと9回までノーヒットノーラン。チームメートの中村や的山の援護もあって、あと1人というところで格下の相川が代打で登場。景虎はこのまま大記録を達成することができるのか…?(第2話)●本巻の特徴/乱調続きの景虎、復活なるか? 2002年のペナントレースも、景浦親子の活躍に期待!! ●その他の登場人物/景虎(第2、3、6話)、サチ子(第1、4?6、8話)、虎次郎(第1、4?6
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夢追人009
215
あぶさんの第77巻は、息子との厳しい父子対決が漸く一段落しまして穏やかな人情噺のムードが戻ってきましたよ。本書には本物の野球人が多く登場しまして広島カープの新井選手は「新・野球狂の詩」に描かれた猛々しい姿と違って優しい性格で良かったですね。『梅雨明け』大阪近鉄の景虎は1軍には復帰したが通算5勝6敗と波に乗り切れないでいた。6月中旬のGS神戸のオリックス戦で景虎は9回裏2アウトまでノーヒットと快調に抑えていた。石毛監督は代打・相川を送ると景虎は楽勝なのが逆に災いし死球をぶつけるが谷選手を三球三振に仕留める。2022/06/15
やいとや
3
どうでもいいが水島新司、吉永小百合好き過ぎだろ。何回作中に出してんのよ。ま、こうした形での「ラヴレター」っていうのも作品を作る者の特権ではあるかな。秋山幸二の引退あり、またしてもホークスの主力が一枚欠ける。2019/11/30