出版社内容情報
西海道(九州)を異国へ売り払おうとする徳川幕府を倒すため、江戸へ向かう鬼籍刺客人たち!!! 鬼才・盛田賢司が描く奇想天外時代劇!!!
▼第10話/コドク▼第11話/狗(いぬ)▼第12話/生き残り▼第13話/再対決▼第14話/連行された八人▼第15話/幕府の陰謀▼第16話/清長の最後▼第17話/仲間▼第18話/天狗の住む村▼第19話/猿百姓▼第20話/包囲網●主な登場人物/雷光之介(いかずちひかりのすけ。幕府さえ恐れた一撃必殺の暗殺剣・陰派次元流<いんはじげんりゅう>の達人だが、情にもろく、お人好しな浪人者)●あらすじ/宿敵・狐火との対決には引き分けたが、藩主・清長へ宛てた書状の持ち主ということで「狗(いぬ=隠密)」と見なされてしまった浪人者(雷光之介)。その書状には、「孤独に青き影あり」という謎めいた言葉が書いてあった。浪人者にも狐火にも、その意味するところはわからない。だが、清長のいう「コドク」とは、「孤独」ではなく、中国から伝わった呪法「蠱毒」のことだった…(第10話)。●本巻の特徴/生き残りをかけた“最後の7人”を目指して、遂に罪人同士の斬り合いが始まった。壮絶な殺し合いを経て生き残ったのは、浪人者、狐火、つむじ風(これまで浪人者に“ガキ”と呼ばれていた子供)、鯖目(さばめ)、鉄馬、青海入道、月光鳥、ぬえの8人。そして、浪人者は初めて「雷光之介」と己の名前を