出版社内容情報
時は太平の江戸時代。生きざまを見つけられずにいた男・神崎又平は、“首斬り浅右衛門”こと山田浅右衛門に出会い、剣術と刀剣目利きの道を歩み出す…。本格時代活劇、新装版で登場!!
▼第1話/正邪の剣▼第2話/男の顔▼第3話/折紙無用▼第4話/刀守り▼第5話/竹光侍▼第6話/冥府からの刺客●主な登場人物/神崎又平(直参旗本の兄を持つ。刀剣目利きで小遣い稼ぎをし、その金を賭場で使い果たす日々をすごす)、山田浅右衛門吉昌(将軍の佩刀を試斬する試刀家。“首斬り浅右衛門”の異名で呼ばれている)●あらすじ/小遣い稼ぎに古道具屋で目利きをしていた又平は、無銘だが良い刀を見つける。そこへ、又平が通っている賭場の用心棒が現れ、刀をぜひ買いたいという。その態度が気にくわない又平は申し出を突っぱねるが、ひとりになったところを襲われ刀を奪われてしまう。取り戻そうと賭場に乗り込んだ又平だったが、力の差は歴然。絶体絶命のその時、“首斬り浅右衛門”こと山田浅右衛門が現れ…(第1話)。●本巻の特徴/実在の人物“首斬り浅右衛門”をはじめ、刀を巡る男たちの物語が描かれる。『公家侍秘録』の幻の第1話「刀守り」が収録されているのも見所のひとつ。●その他の登場人物/天野守武(京の公家・日野西家にに仕える刀守り)