出版社内容情報
誰にも答えの出せない「過去」がある。実娘を拉致された刑事。政府の暗殺者として生きてきた男。彼らの、人生を再生させるための感動の物語!!
家族とは、幸せとは何なのか?築き上げてきたものが崩れ始めるとき、男たちは迷い苦しみながらもその答えを追い求め、前に進む。日々の暮らしの中で忘れがちな大切なもの、“家族の絆”を再認識させられる物語、全3編を収録。▼第1話/家族?父のごとき姉がいて?その1・朋美(ともみ)▼第2話/家族?父のごとき姉がいて?その2・リンゴ▼第3話/家族?父のごとき姉がいて?その3・義兄▼第4話/家族?父のごとき姉がいて?その4・父▼第5話/夫婦?真昼の花火?前編・晴美(はるみ)▼第6話/夫婦?真夏の花火?後編・明かり▼第7話/海の扉 前編・美都子(みつこ)▼第8話/海の扉 後編・手紙●登場人物/「家族?父のごとき姉がいて?」江戸川洸一(元エリート銀行員。父親が失踪した過去を持つ)、朋美(洸一の姉。激しい気性を持ち、父親の失踪後、家族を支えてきた)、「夫婦?真夏の花火?」有川哲(現場にこだわる時代劇のベテランプロデューサー)、晴美(哲の妻、突然奇異な行動を見せるようになる)、「海の扉」星川守(高校の教師。実の母親が自殺した過去を持ち、父を憎んでいる)、美都子(守の義母、守よりも若く父の後妻)●あらすじ/江戸川洸一は、20年前に父親が家族を残して失踪し