出版社内容情報
人の命を助けるはずのメスが、怪物を産み出すことになろうとは!! 激動のヨーロッパを舞台にした、戦慄のサイコ・サスペンスいよいよ発進。
▼MONSTERクロニクル▼第1話/長い休暇▼第2話/少年探偵団▼第3話/一番残酷なこと▼第4話/国境の街▼第5話/バラの屋敷▼第6話/開かずの扉▼第7話/長いお別れ▼第8話/ヘレンカを捜して▼第9話/残された人々●登場人物/天馬賢三(脳神経外科医。無実の罪に追われながら“ヨハン”を追う)、ヨハン・リーベルト(テンマが命を助けた双子の兄、悪の根源?)、ニナ・フォルトナー(“ヨハン”の双子の妹で、兄の命を狙う)、ルンゲ警部(ドイツ連邦捜査局の警部)●あらすじ/連邦捜査局に入局以来、初めて長期休暇を取ったルンゲ。強引な捜査手法で政治家の秘書を自殺に追いやった彼は、全ての捜査から外され、妻と娘にも見放され、いまチェコのプラハの地に立っていた。現地の警察を訪れて一連の連続殺人事件の詳細を聞き、テンマの事件との類似を確認していく。そして「なまえのないかいぶつ」の出版社を探し出した彼は、いま“怪物の正体”に近づいていく(第1話)▼慕っているグリマーにかかった疑いを晴らそうと、ペドロフ殺害現場で目撃した「金髪の女」を探す孤児院の少年達。だが、そのうちの一人が、行方不明に!! 知らせを受け、消えた子どもを捜すテンマとグリマー。一方、ル
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
159
ついに真相に着く前にテンマ逮捕かぁ。しかし子どもがかわいそうだったな。2016/03/22
Y2K☮
32
いい仕事を続けるには休暇が必要。もっともルンゲ警部の場合、その意味合いは一般的なものとは少し異なる。あくまでも休暇中だから、と職務上のいつものやり方から離れ、思い込みを捨てて事件と向き合う。要は長年こだわってきたテンマ=ヨハンという二重人格説が誤りだったと己に確信させる為の休暇なのだ。実に頑固でプライドが高い。でも悪くない。そしてテンマに訪れる最大の危機。様々な人が様々な場所で彼を信じて動こうとする。でも現場を持つ人は自分の現場で頑張るのが第一。医師ならまず目の前の患者を救うべし。それこそがテンマイズム。2017/12/03
眠る山猫屋
25
再読。ルンゲ警部大活躍の巻。ヨハンの悪意の底しれなさは、ミローシュを闇に沈めようとしたやり方に顕現している。目的なんかなくても闇をばら蒔く、そんな恐怖。テンマを信じる人々は多いが、まだ結束して力になるには至らない。2016/06/23
椿
20
ルンゲは、いよいよ単独行動に。テンマを助けるために、こんなにたくさんの人たちが動こうとしてるのか~。2016/07/21
karutaroton
14
ここまでの総集編!みたいな。 捕まった天馬はどうなる?2020/02/02
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