出版社内容情報
年収2000万円＋固定資産１億4000万円以上ないとなれない“馬主”。しかし… スペリオール大賞入選作家が贈る、馬に夢を託したサラリーマンの物語。
▼第１話／サラブレッドの幸せ▼第２話／もう一人の“仲間”▼第３話／直談判▼第４話／ラバのふり!？▼“好条件”の馬▼第５話／“俺たち”の２頭目▼第６話／日置調教師のやり方▼第７話／ワールドトラベラーの現実!？▼第８話／馬主の責任●登場人物／風間俊輔（真菊製作所に勤務する、競馬をこよなく愛する“青春”野郎）、菊竹和之（真菊製作所取締役。会長である父の七光にモノを言わせて、仕事そっちのけでやりたい放題。中央競馬の馬主）●あらすじ／風間らの所有馬“キョウユウメンバー”は京王杯３歳Sで、見事２着になった。しかし、そのレースの翌日、永福調教師から風間のもとに「キョウユウメンバーを買いたいという、中央馬主が現れた」という内容の電話が入った。突然の申し出に風間らは驚き、迷う。そして、風間ら共有馬主たちは“馬主の幸福”より“馬の幸福”を選ぼうと決めた。（第１話）▼キョウユウメンバーを中央の馬主に売ることに決めた、風間たち。しかし、キョウユウメンバーの面倒をずっとみてきた、神田廐務員には拭いきれない思いがあった。（第２話）
