ビッグコミックススペシャル Ａｇｅ．３５ 〈上〉

柴門ふみ

小学館（1994/12発売）

• サイズ コミック判／ページ数 218p／高さ 21cm
• 商品コード 9784091847713
• Cコード C9979

出版社内容情報

出逢い、裏切り、別れ、そして再生。人生の真ん中で懸命に生きる事の意味を手探りし続ける35歳の男たちと女たち、その愛の結末は??！？

▼第１話／星に願いを▼第２話／ミサの決意▼第３話／朱美の努力▼第４話／小さな舟▼第５話／破滅に向けて▼第６話／疑惑▼第７話／優しさの裏側▼第８話／甘い果実の罠▼第９話／遠ざかるあなた▼第10話／新しい始まり●登場人物／島田英志（35歳。食品会社の課長。妻と双子の兄妹あり。役員秘書の照井ミサと不倫関係にある）、島田朱美（英志の妻。英志とは社内恋愛で結婚。35歳）、照井ミサ（英志の勤務する食品会社の役員秘書、26歳。英志と不倫中）、大平悠子（英志、朱美の元・同僚の35歳。フラワ?コ?ディネ?タ?）、成瀬シン（朱美の美大時代の同級生。陶芸家）●あらすじ／島田英志はフ?ズ食品に勤める35歳。元・同僚だった妻との間に双子の兄妹を持つ。会社にも家庭にも何ひとつ問題はなかったが、ただひとつ、英志は社内で半年にわたって不倫の関係にある女がいる。彼女の名前は照井ミサ。社内一といわれる美貌の持ち主で、英志には彼女の方からアプロ?チをしてきたのだった。お互いただのセックス・フレンドと割り切っていたはずの仲だったが、ある日、英志はミサから妊娠していることを打ち明けられる（第１話）。▼お腹の子供を堕ろしてくれと頼むため、英志はミサの家を訪ねる。だがミサ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[アイアイ]

島田エイジ(35)は妻子がありながら、ミサ(26)と不倫。心地いい二重生活がミサの妊娠をきっかけにどん底へ一遍。爽やかで善人面してるのに、嘘ばかりのエイジ、しかも妊娠間もないミサとしきりにセックス、最低だしドン引き。精神的にボロボロになるエイジの妻が外の世界に目が向く、35歳って人生やり直せる若さだよなぁ。▽図書館

2015/09/05

[gachin]

「浮気の後に幸せな人生を歩む一つのケース」を無理矢理捻り出したという印象。中学生の子供の器が親よりも遥かに大きかったが故に成り立つ物語に見えてしまい、どこまで行っても親が家庭よりも自分の幸せを優先しているようにしか見えない。女の浮気はとてもナチュラルな流れ・理由で描かれてる一方で、真面目な男の謎の浮気は本当に謎なようで、女性である著者の作家としての敗北がよく表れてる。

2020/06/03

[ニコラス＠ケンジ]

35歳で課長ってすごい仕事できる人なんじゃ なかろうか とは言ってもだから不倫okてわけでもなかろうが。 嘘が嘘を呼ぶ。 男はなぜ不倫するのかを テーマにした作品と作者は後書きで語ってたけど 男だけなのかそれって

2022/12/10

[みや]

男ってずるいよなぁ、と思うのは、私だけなんだろうか。愛人のミサもミサだけれど。私だったらこんな英志みたいな男嫌だな。でも実際にいそう。リアルだなぁ。

2009/09/01