出版社内容情報
女は、苦くて切ない人生の音色を奏でる。
ピアニストとしての輝かしい経歴を持ちながら、高澤侑子はアルバイトでピアノを弾いている。クラシック以外は弾かない。誇りがあるのだ、頑ななまでに。
ある日侑子は、かつて自分を捨てた恋人が事故に遭い、瀕死の床で「侑子、ごめん」と何度もつぶやいたというのを聞かされる。
恋、友情、そしてピアノ……苦いものを飲み込んで人生の音色はどう変わってゆくのか。テレビドラマ化もされた表題作「星降るホテル」他2編収録。
【編集担当からのおすすめ情報】
本巻収録の黄昏流星群「星降るホテル」がスペシャルドラマになります!
2012年6月26日(火)夜10時?11時24分(予定)
キャスト:黒木瞳、高橋克典、石田ひかりほか
関西テレビ・フジテレビ系列 全国ネットにて
苦くて切ない大人のドラマ、ご期待下さい!
弘兼 憲史[ヒロカネ ケンシ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
momogaga
26
レンタル。キーワード「クラッシック音楽」「深窓の令嬢」「性生活の知恵」。黄昏世代を生きていく知恵を与えてくれる3作品でした。2019/06/23
momogaga
23
再読。星にまつわるタイトルは、いつも考えさせられる。老齢になって星にこだわるようになったのは、このシリーズの影響もあります。2025/03/08
ぐうぐう
11
老いとはつまり、枯れるということだろう。そこには、もう若くないという自信喪失と、喪失から来るあきらめがある。しかし、と同時に、あきらめきれないという心境も、心の片隅に残っていたりするものだ。『黄昏流星群』は、老いによる枯れの現実を残酷に描きながらも、あきらめきれない気持ちをも丁寧に掬い取る。そしてその先に、老いたからこそ得られる幸せを配置するのだ。2013/12/15
満月-ya
0
★★★☆☆2013/10/15
トシゾウ
0
久しぶりに黄昏流星群を購入。どれも読めたが、性星活の知恵がタイトルのイメージと違い、印象に残った。2012/11/17




