出版社内容情報
元・銀行マンの赤木旬太郎は妻の実家の築地の仲卸の名店『魚辰』の三代目を継ぐことになったが、そこは素人。旬太郎の悪戦苦闘が始まった。
▼第1話/築地へようこそ▼第2話/初めてのお客さん▼第3話/お馴染みさん(1)▼第4話/お馴染みさん(2)▼第5話/煮ても焼いても▼第6話/思い出の香り▼第7話/プロのプライド(前編)▼第8話/プロのプライド(後編)●登場人物/赤木旬太郎(元・銀行マン。妻の実家、築地魚河岸の仲卸『魚辰』の三代目を継ぐことに…)、拓也(『魚辰』に入って3年目。素人の三代目をいろいろ助けてくれる)、英二(『魚辰』を実質的に仕切る男。魚の目利きはとくにスゴ腕)、雅(『魚辰』6年目。仕事がおもしろく、素人の三代目がおもしろくない?)、エリ(お帳場さんと呼ばれる経理担当)●あらすじ/銀行から築地魚河岸へと職場が変わった旬太郎。だが、初日から遅刻! 果敢に仕事にチャレンジしようとするが、魚に関してはまったくのド素人。そこで旬太郎は「わかったふりしてお客さんにはすすめられない」と、カツオを手に店を飛び出して……(第2話)。●その他の登場人物/明日香(旬太郎の妻で、『魚辰』のひとり娘。料理がヘタで、魚にも触れない)、大旦那(旬太郎を三代目にした張本人。店にはあまり顔を出さないが、その影響力は大きい)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
16
書庫整理中。優秀な銀行員だった男性が、嫁の実家である築地の仕事を次ぐところから話が始まります。魚を楽しめるだけでなく、築地という特殊な環境も紹介されているところが面白い。面白いんですが、豊洲に行ったらどうなっちゃうのかなあ。2018/01/25
だーぼう
14
真綿が水を吸うように知識を吸収していく主人公の姿が見ていてとても楽しい。思わず魚が食べたくなる。ブログに感想を書きました。2007/11/13
西嶋
10
魚料理が美味しそうなのはもちろん、それと絡めた人間模様も後の話になるほど味が出てきて、ハマります。魚や漁業の知識も豊富。2016/11/16
シュウ
8
電子書籍でちょっと読んで、築地好き、魚好きがウズウズして、コミック購入。しばらく料理と魚の研究!そして、心意気を感じたい。良し悪しよりもまずは種類の見分け方からかな、、2014/12/30
川崎川
8
近所のカフェにあったので読んでみました。ほのぼのしていて、のんびりしたい時にぴったり!魚は大好きだけれど普通のサラリーマンだった主人公が、奥さんの実家の魚河岸の卸業を継ぐために転職することに…。主人公が毎回喜んで魚を食べるのがいいです。35巻も出てるんですね。2012/08/11