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出版社内容情報
伝説の知的サスペンス、完全版第7弾!!
考古学者としての就職口は、相変わらず見つからずにいるキートン。だが、探偵(オプ)としての仕事は途切れることはない。東西の壁が壊され、世界が激変した20世紀終盤を舞台に、悲喜こもごもの人生と、キートンが遭遇する!
名作との誉れ高い『MASTERキートン』が完全版として復活!!雑誌掲載時の4色2色ページを完全再現したA5判の豪華版です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ルピナスさん
51
読んだ漫画全てに感想を書くので、家族に笑われていますが・・・Master Keatonはどれをとっても奥深いです。時代の波に揉まれた人々の悩みは本当にそれぞれ。サインペンのインクに含まれたトリセチンが蛾の産卵誘発物質であることを利用した仕掛けなどは、キートン先生の豊かな知識に脱帽です。ですが、鍵となるはやはりキートン先生の優しさ。人を信じ続けようとする少年、時代の変化で共産主義者と資本主義者に分断された親子など多くの人が救われ、考古学の夢を追えない現状を見せられながら、やはり読後は幸せに満たされるのです。2021/08/05
剛腕伝説
18
エジプトの王墓で発掘された、女神イシス像の呪いで発掘関係者が次々と奇怪な死を遂げる【イシスの呪い】、イラクで残虐な行為をおこなった米軍中尉の罪を描いた【勝利の影に】、スコッチの樽を守り続けた猫と老人の友情を描いた【ウィスキーキャットの村】、領民をペストから守った先祖の功績を次代に繋ぐ没落貴族を描いた【祈りのタペストリー】等々、とても深い物語。もうコミックの域を超えている、とても良質な物語の数々。2021/08/30
kei@名古屋
16
懐かしさと共に読む一冊。スコッチの味なんて大人になったら、、、と思っているうちにウヰスキーを嗜む年齢になっておりました。なんてこの漫画は極上の大人の味なんでしょう。2012/02/06
まつじん
15
この巻ではおじいちゃんや百合子との絡みがなくて残念でした。それにしても保険会社の調査員(オプ)ってミステリにぴったりの職業なんやか。もっともっと読みたいです。2012/01/30
pirokichi
14
世界をまたにかけて活躍する心優しき敏腕探偵にして考古学者のキートン。巻を重ねるにつれ、ますますハマってしまう。全12巻中の7巻目なのだが、最終巻を思うとものすごくさみしい。どの話もよかったが、特に「祈りのタペストリー」が好きだった。2024/07/03