出版社内容情報
かわぐちかいじが熱き時代・幕末を描く!
戊辰戦争の緒戦、「鳥羽伏見の戦い」は旧幕府軍の惨敗に終わった。
江戸に引き上げる兵馬や榎本武揚、土方歳三らの幕軍将校たち。
江戸の実家につかの間戻った兵馬は、ロシアに残してきた妻・アンナとの
恋の経緯、そして幕末という時代にかける思いを母に打ち明ける……
幕末という時代の全体像を描き出そうとする壮大な叙事詩、
第二弾早くも刊行!
【編集担当からのおすすめ情報】
「沈黙の艦隊」「太陽の黙示録」など巨大スケールのエンタテインメントが信条のかわぐち氏が、満を持して挑む時代劇。第2集は主人公・兵馬と愛妻アンナ、村田新八郎との関係の一部が明らかに。巨大なスケールの物語の核心が徐々に姿を現します。必読!
かわぐち かいじ[カワグチ カイジ]
著・文・その他
惠谷 治[エヤ オサム]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中
3
剣と銃との闘いはやっぱり盛り上がるけど、どちらかが少しでも中心を外せばどちらも死んでいたんだろうと思うと、どちらも信念を持って正面から闘う姿を描いているようにも思える。 2013/02/15
mimi
3
侍魂で洋装でポニーテールでおまけ殿。なんか、たまらん愛嬌が…。さすがかわぐち先生…。2011/12/31
山茶
2
かわぐちかいじ最高です。 時代物漫画はあまり好きではないが、これは読めます。2011/11/14
紙虫
1
ロシアに留学し、ロシア人の内縁の妻と子供があり幕臣。なんだかまだつかみどころのない主人公で、物語の進む方が読めずこちらがとまどい気味です。ただかいじ先生の作品なので、キチンと物語の骨子は組んであって方向は決まっているのだろうな、と思うのですが、まだ私にはピンとこない状態です。鳥羽伏見の戦いをへて今は官軍が江戸にせまる中、勝海舟の決断は?次巻ではおおきなうねりに私も押し流されることを期待!先日家族がサイン会の整理券を手に入れてきて、私も同行するはずでしたが発熱で断念。お会いしたかったですかいじ先生!2011/12/20
k_samukawa
1
この巻冒頭の一騎打ちは剣対ピストルでなかなか面白かった。しかし、ロシア時代の回想が長かったので、幕臣たち(大鳥圭介・勝海舟・榎本武揚・小栗忠順ら)の立ち位置の違いとか個性について、思ったより踏み込んで描いておらず、そこが惜しい。このあと負け戦を戦っていく筈なので、伏線としても早めにその辺は掘り下げてほしいのだが……。2011/12/12