出版社内容情報
働く16歳の少女の”居場所”はどこに…?
互いの惹かれあう気持ちに
ようやく向き合うことができた
かよと那子。
だが、
そんなかよを待っていたのは
勤務先である工場「はせ食品」の
経営危機だった……
各々の行き着く”居場所”はどこなのか?
静かな感動を呼ぶ最終集。
【編集担当からのおすすめ情報】
親元を離れ、大阪の工場で一人働く少女・かよ。
名門高校に進学するも、どこか浮いている那子。
生まれも育ちも違う二人が、やっと心通わせる仲になれたその時、
かよが働く工場が、経営不振に陥ってしまう。
当たり前のようにあった自分の”居場所”がなくなる不安に襲われるかよ…
果たしてかよの選択は?
青春漫画の旗手・村上かつらが紡ぐ、働く16歳の物語、
感動の最終集です…!!
15話 お父ちゃんのミシン/16話 工場へようこそ/17話 エリカとあげ工場/18話 予兆/19話 ゆらぐ居場所/20話 外の世界へ/21話 帰省/22話 はじめてのオーダー/最終話 電車の神さん
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソラ
11
それぞれが自分の道を歩いていくことで結びとした作品。自分は自分で納得して自分の道を歩いてこれただろうかと考えさせられた2012/11/04
ソラ
5
【再読】2019/05/12
ホワイトペンギン
4
未来を自分で選べるのは幸せなことだと思う。じゃあ選べなかったら不幸せかというと、やってみたら意外に自分はこれ出来る!って思えたりすると、案外幸せに転がれたりします。 やってみると悪くないよってありますね。お話の中での自己満足なんか、特にそう。何かを考えて形にして反応があると嬉しいもの。採算は取れないけれど、決して無駄にならない経験だと思う。上手く行くイメージって大事だなっと。。 このお話が書かれたのがあの日。3.11.世界が変わってしまった日から、どんな想いで描き込まれたのでしょう。素敵なお話でした。2011/11/22
緑虫@漫画
4
あとがきにも書いてたけど、この国の衰退というものをしみじみと感じる。もうお金持ちのふりはできない。2011/10/02
古槍新垢
4
蓋を開けてみれば穏やかに〆。高架下で電車に向かって願い事を叫ぶという行動は本当にかわいそ感出てた。2011/09/30