出版社内容情報
国際結婚相談所の仲介で夫婦となった宍戸岩男とフィリピン娘のアイリーン…。実力派が渾身の力で描く、武骨で正直な結婚の形!
▼第1話/即決▼第2話/花嫁▼第3話/経費▼第4話/クニ▼第5話/微笑▼第6話/視線▼第7話/喪中▼第8話/亀裂▼第9話/逃走▼第10話/発端▼第11話/事件●登場人物・宍戸岩男(42歳、独身。兼業農家の長男。パチンコ店勤務)、アイリーン(フィリピン人、18歳)、吉岡愛子(23歳。パチンコ店勤務、子持ちのバツイチ)、宍戸ツル(岩男の母)、宍戸源造(岩男の父)、マリーン(フィリピン人娼婦)●あらすじ・母にも父にも、パチンコ店の誰にも内緒で、度々休暇をとっていた岩男。実は、国際結婚相談所の見合い旅行で、フィリピンへ行っていたのだった。岩男はフィリピンに着いたその日のうちに、30人を越えるフィリピン女性と見合いをした。そして、最後に見合いをした相手・アイリーン18歳と、出会って4日目で婚約をする(第1話)。▼岩男、フィリピンへの2度目の渡航にして、アイリーンと結婚式を挙げる。言葉も全く通じないアイリーンと新婚旅行(フィリピン国内)に行く岩男だったが・・・・?(第2話)●本巻の特徴/300万円あまりの金を払い、フィリピンから嫁・アイリーンを連れ帰った岩男。だが、父・源造は死去。母・ツルは断固としてフィリピンからの嫁を拒絶。仕方なく街の
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アナクマ
14
これまでの人生観の延長、価値観を堅持する老母に突然の外国人妻を受け入れる余地は皆無。しかも、花嫁を連れた主人公が電撃帰宅したのは急逝した老父の葬儀の真っ最中。◉愛を育くむ時間/関係性のあるはずもない夫婦にメイクラブは無し。どこを開いても痛くてやりきれない描写。ハポネス!ガゴ!アヤウ コ サ イヨ!(日本人 バカ 大嫌い)だ。実家の敷居も跨げず、ラブホから逃走した新妻アイリーンの山狩りに事態は発展。2024/07/19
下っ端
0
股間にパームツリーハエテタッテサー。2024/02/08
やいとや
0
1巻の空白にしておいた岩男側の時間軸を描く第2巻。非合法を知りながら巧みにグレーゾーンを歩く結婚仲介人の描写が秀逸。こいつは嘘吐いてはいないのだ、マジで。ただ都合の良い情報、悪い情報の取捨選択が上手いだけで。岩男の父の死への衝撃と、アイリーンの拒絶のダブルパンチを如何に切り抜けるか、が楽しみだが、これをどうやって「夫婦の愛の物語」に持って行くのだろうか?2022/07/05
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