ビッグコミックス<br> 愛しのアイリーン 〈1〉 岩男

ビッグコミックス
愛しのアイリーン 〈1〉 岩男

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  • サイズ コミック判/ページ数 212p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784091840011
  • Cコード C9979

出版社内容情報

国際結婚相談所の仲介で夫婦となった宍戸岩男とフィリピン娘のアイリーン…。実力派が渾身の力で描く、武骨で正直な結婚の形!

▼第1話/岩男▼第2話/白状▼第3話/咆哮▼第4話/ツル▼第5話/飛翔▼第6話/熱海▼第7話/フィリピン●登場人物/宍戸岩男(42歳、独身。兼業農家の長男。パチンコ店勤務)、アイリーン(フィリピン人、18歳)、吉岡愛子(23歳。パチンコ店勤務、子持ちのバツイチ)、宍戸ツル(岩男の母)、宍戸源造(岩男の父)●あらすじ/宍戸岩男、42歳、独身。山を越えた街のパチンコ店勤務。年老いて痴ほうの進む父親と、一人息子の岩男を溺愛する頑迷な母親との3人暮らし。岩男の人生は波瀾もなかったが、悩むべきひとつの恋もなかったが、パチンコ店の同僚・吉岡愛子から誕生日プレゼントをもらい、岩男の心の中に、恋心が芽生え・・(第1話)。▼吉岡愛子への淡い恋心を抱いた岩男は、初めて感じる春の予感に胸踊らせる。岩男を溺愛する母親・ツルは、岩男の嫁探しに奔走していたが、吉岡愛子の存在を知り、その周辺をさぐり始めるが・・・・?(第2話)●本巻の特徴/かすかに見えた恋も、戦わずして絶望的敗北を契する岩男。母・ツルの岩男への激しい愛情にも追いつめられ、国際結婚相談所を最後の頼りに、女を求め、フィリピンへ見合い旅行に行く(第7話)。岩男の父・源造の死。父の葬儀の中での

岩男

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さとさとし

1
雪深い村で年老いた両親と暮らす42歳独身の岩男。 純で真面目で力持ちだが、見た目は良くないし口下手なこの男が嫁探しをするお話。 追い詰められたクソみたいな状況の描写がすごくで、吉岡愛子のくだりなんか、昔なら辛すぎ見てらんなかった気がする。心をえぐる話だけに超面白い。2024/03/24

下っ端

0
家も親も捨でられねえ男にゃ、女は惚れねえ。2024/02/08

やいとや

0
映画を観るように読む作品。ジャンプカット、モンタージュと映画の文法を大量に演出に使いながら、グイグイと物語を暴力的な速度で進めて行く。岩男の抱く孤独感は凄まじい程にシビアであるが、何処かペーソスに溢れている登場人物も一人一人決して疎かにされず、それぞれの人生が垣間見られるのも凄い。アイリーンはラストに漸く登場、であるが彼女の存在が岩男にとっての安易な救済にならない展開は非凡の一言。とりあえず、一冊読むのも物凄く疲れる。2022/07/05

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