出版社内容情報
さらば。愛すべき、くそったれな化け物達。
連載開始より8年。
鬼才・山本英夫が精魂を傾けた、人間という小宇宙・・・・・・フィナーレ。
雑誌掲載時には読めなかった、
単行本だけのエピローグ!
32P描き下ろし収録!
「ここに載っているエピローグは、雑誌掲載時には
遠慮させていただいた32ページです。
名越の行く末を、単行本でじっくり読んで欲しいためです。
名越の視たものは、『天国』か『地獄』か…?」
山本英夫
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Dai(ダイ)
17
トレパネーションには興味あり。三つ目が通る的にも。その辺りを突き進めて欲しかったけど、幻覚かどうか曖昧で逃げたんだ。2018/08/24
しゅうと
14
前に読んだつもりでいて再読したら、読んだのは最初の方だけで後は記憶になくて、最後まで一気に読んだ。主人公にとっては、最後は幸せだったのかもしれない。不思議なストーリーだった。2022/01/16
十六夜(いざよい)
8
なんという終わり方!続きが気になってどんどん読んじゃったけど、なんともいえない後味の悪さ…。結局名越にとってホムンクルスは願望?自分が見えるものを誰かにも見て欲しくて、どんどん壊れていってしまったのか。最後に伊藤を道連れにしなかったのが唯一残った理性なのだろうか。謎多き作品。2015/09/11
サカナ
8
外見への固執からは抜け出せたけれど心をみるという、見る=認識してもらうという欲求からは結局抜け出せなかったのかなぁ。キレイと言われて恥らう伊藤くんはけっこう好き。2011/09/23
柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中
7
最終的にそこにホムンクルスが落ち着いてしまうとはガッカリしてしまいました。全巻通して読めば違う気持ちになるのかも知れないけど、大長編が夢オチだったというガッカリ感に似た感じです。2011/05/15