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出版社内容情報
読書観が変わるとの声、ネット上で多数!
●あらすじ/体長17センチのカワセミと、直径3センチのやまなしの実。果たして、体長1センチの子ガニから見た、その大きさとは?
宮沢賢治作「やまなし」を読む、ハナの朗読はいよいよ佳境へ。そこに込められたメッセージが、聴き手の満里子にもたらす救いとは何か!?
まったく新しい驚きと感動に満ちた、「熱き」朗読ストーリー!!
●本巻の特徴/「朗読」という題材を通じて描き出されるのは、「想いを伝えること」の素晴らしさ。その大胆かつ圧倒的な朗読シーンに、今、ネット上で熱烈支持の声多数! 注目の話題作、待望の第2集!!
【編集担当からのおすすめ情報】
一言で言うと、尋常ではない「熱量」をもった作品です。「朗読」という題材から、地味と思ったら大間違い。読めば、「読書」に対する見方が間違いなく変わります。『ラブロマ』『友達100人できるかな』の、とよ田みのる氏激賞! 「月刊!スピリッツ」連載中!
▼第5話/やまなし(4)▼第6話/やまなし(5)▼第7話/春と修羅▼第8話/ぼろぼろな駝鳥▼第9話/花咲き山(1)
片山 ユキヲ[カタヤマ ユキヲ]
著・文・その他
東 百道[ヒガシ モモジ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
wata
40
「3疋はぼかぼか流れていくやまなしを追ってその横歩きと底の黒い三つの影法師が合わせて六つ踊るようにして…」お父さんの愛が重なってとっても素敵な光景が浮かびました(^^)2015/03/18
キキハル
35
宮沢賢治の『やまなし』について。下手な感想よりも、朗読の藤色先生の教えの方がふさわしいので。「この世では死や絶望も降りかかってくる。その一方で生きる喜びや幸福だって降ってくる。しかしそれを象徴するやまなしの実は、自分で追っていかなくては手に入らない」これを子に伝えようとする父の想いに胸奥がしんとして熱くなった。『春と修羅』も『ぼろぼろな駝鳥』も久しぶりだが、この歳になって接すると凄まじい迫力を感じる。声に出して読むと非常に難しく私の手に負えない。音訳の練習をもっともっとしなくてはと思わせてくれる良書です。2011/04/05
くりり
28
宮沢賢治『やまなし』父から子への思いが込められたという解釈が面白い。好きなフレーズは、「月光の虹がもかもか集まりました」2015/03/15
ヒロ@いつも心に太陽を!
28
待っていた第2巻(*^ω^*)相変わらず朗読の場面ではその世界に引き込まれてしまう。水彩画のカラーでこの作品を読んでみたいなぁ。ハナの朗読が満里子を救い、ハナには友達もできた。折口先生の名前も最後に出てきて、これまた3巻が待ち遠しい展開に。ハナや満里子によって朗読された作品に対する作中の解釈も興味深く、新たな読書の魅力を教えてくれる漫画だと思う。この漫画を読むと、むしょうに朗読がしたくなる。1巻に引き続き表紙がとても素敵なのもお気に入り(>∨<*)☆2011/04/16
ただいま蔵書整理中の18歳女子大生そっくりおじさん・寺
27
面白い。これ、はまりそうだ。【以下ネタバレ】1巻に引き続き主人公の新人会社員・佐倉ハナが得意先の引きこもりの社長令嬢・佐左木満里子の前で宮澤賢治『やまなし』を朗読する。満里子の胸に去来する亡くなった妹の思い出。このシーンが素晴らしい。ハナの朗読のおかげで引きこもりを脱した満里子。二人は仲良くなり、共に藤色朗読教室に入門する。淋しかったハナに初めてできた友達。そんな二人に藤色先生が出した課題は斎藤隆介『花咲き山』。どちらかがコンクールに出場できるという競争だ。勝てば憧れの人に再会できるのだ。続く。2014/12/15