ビッグコミックスペリオールスペシャル 関係筋 〈１〉

中川いさみ

小学館（1998/11発売）

• サイズ コミック判／ページ数 176p／高さ 21cm
• 商品コード 9784091837554
• Cコード C9979

出版社内容情報

スペリオール好評連載中の「関係筋」がついに単行本化！！　あらゆる“関係”をギャグ化する中川ワールドが、あなたの脳ミソを直撃する…！？

●登場人物／みつる（この物語の主人公。３年前に行方不明になった父親を持つ、大学生）、父さん（３年前に行方不明になった、みつるの父親）●本巻の特徴／この物語は、全地球・全生命体・全事象を数学的見地から確率統計し、結びつき度を算出。その結果を「関係」として表した、数理関係代名詞漫画である●その他の登場キャラクター／イカ左衛門（主婦・光代の家に居候するイカ型ロボット。未来の国から来たかどーかは定かではない）、ラーメン屋の夫婦（作るラーメンがまずいため、いつも店はガラガラ。でも何とかして評判の店にしようともくろんでいるが…？）、ライオンの父（我が子をせんじんの谷から突き落とす、スパルタ父）、ライオンの息子（父にせんじんの谷に突き落とされて、性格が屈折した…？）

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[猫丸]

本作は中川いさみ作品ベスト3にランクインする。基本はコントや漫才と同じ笑いの質であり、そこに画が乗る。動き、音も脳内で補完されるから、この漫画に対して現実の演芸はほとんど勝ち目が無い。

2020/06/06

[yom]

濃密。コント番組観てる感覚。

2022/09/20

[Kavi]

中川いさみ。この人の人を小ばかにしたストーリーの描き方は、天才だと思う。「みつる」という青年とおかしな仕事ばかりしている父親との会話も絶妙。発想がいつもとんでもなくて、私の想像の域をいつも飛び出している。いったいどういう思考をしたら、こういうアイディアが出てくるんだろうか。バカバカしさに大笑いです。

2014/05/18