出版社内容情報
「あしたのジョー」に感動して、プロボクサーから漫画編集者に転身した桃井環八。実際の漫画編集を目にして…!? 話題の漫画業界コミック!!
▼第33話/青春のいじわる▼第34話/これが青春だ。▼第35話/家に帰ろう▼第36話/ドールハウス▼第37話/家族▼第38話/おまえの家▼第39話/人形の家▼第40話/家族の肖像▼第41話/君のお家が遠くなって▼第42話/水晶の家▼第43話/家を出る少年だった頃▼第44話/峠の我が家●登場人物/桃井環八(ヤングシャウト編集部でアルバイトをしている元ボクサー。通称カンパチ)、青梅広道(編集部のデスクで、カンパチの幼なじみ。通称ヒロ兄ィ)、宮史郎太(ハーブ作りが趣味の副編集長)●あらすじ/即戦力となる新人の確保のために、マンケに参加した同人誌作家からの持ち込みを待つカンパチ。しかし、待てど暮らせど誰もやって来ない。編集長を黙らせるだけの形を残さなければ、クビになってしまうカンパチは、ただひたすら待つのであった(第33話)。▼ヤングシャウト副編集長、宮さんの家に泊まったカンパチ。そこでカンパチが見たものは、父親としての威厳も何もない宮さんの姿だった(第34話)。●本巻の特徴/第4巻では、仕事を取るか、家族を取るかという問題を中心にして描いている。●その他の登場キャラクター/マンケ実行委員長・四面道渡(第33話)、玉さん(第36話)、晴海(第37話)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yom
2
毎回終盤の展開が都合いいな。強引に良い話っぽく終わられても。面白いけど。2021/10/07
コリエル
2
サラリーマンにゃ編集者は務まらねえ、「集者」でしかない。ホントに面白い漫画を作ろうとしたら作家だけじゃなく編集者も身を切らなきゃねってことね。そういう編集者がどれだけいるのか知らんけど、この巻の宮さんは格好よかった。芯のところで家族を大事にしつつも編集に全力投球。2015/10/04
ナス隊長
1
「いいものを作る」ってどういうことか。「仕事」としてそれに向き合うとき、納期だの休みだののスケジュールが、「いいもの」に優先するかどうか。そして、「いいもの」の前に、倫理や生活は、言っちまえば「コンプライアンス」はどうなのか。エンタテイメントでお金を稼ぐことに直面する4巻。気が付くと、主人公の立ち位置が1巻の「この漫画つまんねーんですけど」と言われる側に立ちかけているという不思議。ただ、この作家はちゃん作ったからいいけど、そうとは限らないしねw2013/01/05
こたた
1
マンケエピソードはこう終わったか。晴海先生の芸術家肌なところ、いいなあ。宮さんも玉さんも家族サービスは諦めたほうがいい。いわゆる「合併号」の後にしましょう。良い作品に仕上げてくる作家の前に、編集者は無力。現実はどうなんだろう、契約でがんじがらめにして作家から違約金を取ってたりして。ビッグネーム相手にそうも行かないから、結局は待って原稿を頂くのだろうなあ。一人でちゃんとプロ用の画材を買ってこられる愛人・・・昔マンガを描いていた人なのかな。どうでもいいか。対立軸と相互理解に緊張感のある巻でした。2012/05/09
ざんすけ
1
天才作家と家族サービス。日々、切羽詰まっているのね2012/04/30