出版社内容情報
「究極のメニユー」作りに挑む、東西新聞社文化部の、山岡士郎と栗田ゆう子。「食」ブームを巻き起こした大人気作!!
▼第1話/熱闘!クイーンズランド・1?4(帆立てのラビオリ、グローバーの鍋、ダチョウステーキ・グリーンペパーソース、ライチィ、スパナー・クラブのラビオリ、バラマンディの木の皮包み焼き、ダチョウステーキ・ラム酒ソース、コーヒーの実)▼第2話/とんでもない親友・前編、後編(チョコレート・ケーキ、アップルパイアップル・ストゥリューデル、ザッハ・トルテ)▼第3話/心の傷・前編、後編(スズキのうしお汁、スズキの中落ち焼き、スズキの刺身、ハマグリのコロッケ、キャベツの鶏ガラスープ) ●登場人物/山岡士郎(東西新聞文化部員・膨大な食の知識を持つ。東西新聞の壮大な企画「究極のメニュー」の作成を担当)、栗田ゆう子(東西新聞文化部員・山岡とともに「究極のメニュー」を担当する)、海原雄山(名だたる陶芸家にして、食の探究者。「美食倶楽部」主宰。山岡の実父) ●あらすじ/究極VS至高の対決のオーストラリア編、今回はクイーンズランド州を舞台に行なわれる事となった。取材旅行のメンバーはいつもと同じ山岡、ゆう子、近城、まり子の4人。だが、今回はちょっと事情が違う。近城とまり子の二人はお互いに結婚したいと思っているのだが、それぞれ山岡とゆう子に
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
めしいらず
47
正論がいつでもどこでも正しいとは限らない。場合に依ってはそれを突き付けられた相手を追い込む凶器にだってなり得る。相手が心に抱えた傷の深さは、端から見ていたって判らないもの。士郎の抱える雄山への誤解を解きたくて焦るゆう子は、士郎の心の裡にある他人に踏み込まれたくない領域を侵してしまう。他人には簡単と思えることでも、当人にとっては如何ともし難くて忸怩たる思いを抱えているなんてことは、往々にしてある。人の心を慮る難しさを知る。「心の傷」2015/05/09
再び読書
29
雁谷哲氏のホームグラウンド、オーストラリアでの対決。オーストラリアの果物の豊富さに驚く。聞いたことも無い果物もいくつか登場し、スケールの大きさを感じた。この対決時に近城勇と過去に反発する二木まり子がペイパー・パーク・ツリーを発見したことで、後出しの有利に導けた。次なる試練は山岡士郎、栗田ゆう子両名の友人による二人に対する結婚批判、ここでは「ザッハ・トルテ」と「アップル・ストゥリューデル」の見事さに収められる。「アップル・ストゥリューデルは食べた事が無いので食べてみたい。2020/03/15
抹茶モナカ
12
実家のある街の図書館の古本市で入手。断捨離の事しか考えずに、身軽になるために読む。ただ同然で入手したなら、読まないで捨てる方が賢いが、読まずにおれない。読み終わったので、捨てる。2022/09/24
読み人知らず
6
きんじょうさん、二木さんの関係が強くなっていく。この二人がくっついていく過程もいい。2010/06/07
もくもく
5
栗田さんが雄山にボケる→中川とおチヨ爆笑→雄山怒りながらも栗田さん助けるが定番化しつつありますね(笑)2018/02/12