出版社内容情報
二千数百年前の中国・戦国時代。非攻を是とする墨家(ぼっか)集団に、恐るべきエキスパートがいた。その男の名は革離(かくり)…!?
▼第1話/革離対山●▼第2話/薄葬▼第3話/豸▼第4話/音▼第5話/革離と娘▼第6話/豸動▼第7話/落城▼第8話/司路▼第9話/撃滅▼第10話/東へ▼第11話/この国●登場人物/革離(城邑防衛を専らとする墨子教団から追われている墨者)●あらすじ/革離を捕獲することを条件に除隊を申し出た秦兵たちが山で暮らしていた怪力の男、山●を伴って邯鄲の城に忍び込んだ。山●の強烈な一撃に倒れた革離は息をしていなかった。革離が死なせたくない娘は人工呼吸を始める。その騒ぎの最中にいなくなった山●は邑民の女たちを追いかけていた。邑民たちが山●を殺そうとしたとき、息を吹き返した革離が止めにはいる。そして、秦兵に城から出ていくように呼びかけるのだった(第1話)。▼門の外で行き倒れた乞食を、城に入れてやる東の邑民たち。乞食は腹ごなしをした後、革離の顔を見て安心して眠ってしまう。次の日の朝、革離とどこからか忍び込んだ刺客の死体が発見される。しかし、それは乞食が革離に化けたものだった。薛併によって刺客が放たれたことを知った墨者が、革離の身代わりとなって死んでいったのだ。革離はその乞食を墨者にとって最高の礼である薄葬によって葬った(第2話)。●本
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
a43
6
昨日と今日で読んだ先輩からの借物。原作者の酒見賢一さんの「泣き虫弱虫諸葛孔明」の1巻をチラ見して、??という感じだったが(すみません、いつかちゃんと読みます)この漫画を読んでから、中国の歴史に詳しい方なんだなと(←語彙力)そして、映画化もされたのですね。いや、かっこよすぎるだろ!映画の革離さんよぉ。この漫画のような「けったいなおっさん」だからこそ読者は惹かれると思う。私はそうだった。子供という宝を連れて新天地へ旅立つラストも、現実的かどうか置いておいて壮大なスケールだった。兵馬俑をまた見たいな。⇩2018/12/22
たぬきごんべい@漫画
3
この巻だけなくってネットで取り寄せて読了。城を守るシーンがテーマだろうに、わけわからんうちに落城となる。海への矢印だけで中国から日本に渡れるものなのか?日本で革離と雲荊が再開、日本てそんなに狭い国?。突っ込んじゃ行けないと思いつつも、急いで完結しなければならない大人の事情があったのかも?2018/09/04
みみずばれ
2
うーむ、最後は足早な上に日本と結びつけるラストは無理矢理感が強くてイマイチだった。最初の方は面白かったのだが。2015/03/20
生島国宜
2
政のそっくりさんは一体何だったんだろうか。終盤の早足感は否めなかったけど、ちょっとぶっ飛んだこの終わり方は嫌いじゃない。雲荊の物語がものすごくさらりと描かれて、ラストを迎えるわけだけど、泣いた。たまらん。革離の兵馬俑とか、何だったんだろ。森秀樹先生の仕事も最後まで素晴らしい。2013/12/06
洪七公
1
読了1996/11/30
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