出版社内容情報
▼第169話?第179話/楽園くん(13?23)
●主な登場人物/丑嶋(闇金「カウカウファイナンス」社長。23歳)、中田(“センターT”を名乗るオサレ小僧。雑誌の読者モデル“オサレ皇帝[エンペラー]”に登り詰めた)
●あらすじ/“オサレ皇帝”となった中田だが、その地位を守るため服を買い続け、気がつけば借金地獄に。“G10”の仲介で麻薬の運び屋をやっていた彼だが、プッシャー(販売員)をやればもっと大金が得られると誘われるも、さすがに危険すぎる話で躊躇。だが、服を買いたい誘惑は抑えられず、ついに丑嶋の闇金から借金してしまい…?(第169話)
●本巻の特徴/お洒落道は地獄道! 今時の原宿オサレ小僧・中田は、いかにして丑嶋の餌食に…!? 前巻から続く大人気「楽園くん」編、ついに完結!!
●その他の登場人物/“G10”(ゴト。カリスマ的存在の“オサレ皇帝”。中田に自転車泥棒やクスリの運び屋を依頼)、飯匙倩(ハブ。麻薬密売人)、キミノリ(中田のルームメイト。弁当男子)、田川ジュンヤ(=田舎者くん。“G10”に憧れオサレの街に通う中田のライバル。整形の果てに“オサレ皇帝”の仲間入り)、パピコ(ファッション誌の読者モデル)、ノブさん(中田が働くラブホの先輩)
真鍋 昌平[マナベ ショウヘイ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゼロ
53
楽園くん編、完結。中田は薬の売人となり、好きな女も好きな仕事も売ってしまい信用が地の果てまで落ちた。全ては金を手に入れるため、全ては自己承認欲求を満たすため。ただ愛されたかっただけなのに、ここまで狂ってしまったのはなぜだろうか。さて、ウシジマくんも登場したが、この人は悪人であるため、借金を払えないのなら親から回収して終わる。終盤はパヒコもG10も何もかもが終わり、街で生きていくことができないくらい壊滅的な終わり方。その中でも中田とキミノリの青春とした終わり方は救いなのだろうか?私には絶望にしか見えなかった2017/02/20
うめ
17
救われない最後。悪い人では無かったかもしれないけれど、最後にそれが自分の首を絞めることに。有名になるのはある意味簡単だけれども、維持管理は難しい。交遊費とはある意味青天井。掴んだ束の間の有名の為に払った代償の大きさを考えると恐ろしくて震える。ウシジマくんの世界は勧善懲悪ではなく、小市民が救われないからこそ、身の程を知る、ことの意味を考えさせられる。2017/06/13
たぬきごんべい@漫画
11
楽園くん編最後。街の誰もが振り返る有名人G10くんだったけど悲惨な最後へと。作品の中でも触れられてる有名読モの最後の行き着く先はショップ店員か美容院。犯罪しても数百万かけても得られるものはあまりにも少ない。キミノリ良い人すぎる。2018/01/12
ワダマコト
11
この一連のファッションストーリーもなかなかひどいもんだったなぁ。2014/07/21
読み人知らず
10
ひさしぶりに誰も救われない最後でした。みんな死んだんだろうなぁ。薬は怖いね。2015/04/04