感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
十六夜(いざよい)
7
ある日突然”ハイド”に取り憑かれてしまった辺見。ハイドの力を使えばあらゆる人間の偽りない記録を見る事が出来ると知り、裁判に利用してしまう。臆病が故にハイドの完全なる事実に”おんぶに抱っこ”状態。面白いけれど、辺見はこのままでは寿命を全て食われてしまう。ハイドが何気に可愛い。2015/06/26
陸抗
6
裁判員制度を扱った漫画。ハイドが取りつき、人の記録を保存するトントンが見えるようになった裁判官のジキル。トントンとの取引で、被告人の隠している真実が分かるようになったものの、正当な判決を下すため、裁判員を誘導するようになるのは…。ただ、裁判員の難しさも浮き彫りになったと思う。私も、雰囲気に流させる自信がある…。2016/06/29
exsoy
5
確実なことを伝えることの難しさよ2012/03/13
頭飴
3
【漫画】取り付いたハイドの力を使い、人の記録を知ることができるようになった裁判官の話。 自分だけしか知らない真相を知り、裁判制度と裁判員制度の中でどうやって裁判のルールに反して裁判員を誘導していくか。話の着想は面白い。2024/12/21
alleine05
2
いまいち。ジキルの心の変化が急激過ぎて期待していたのとは違っていた。いくら事件の真相がわかるとはいえ裁判の流れを意図的に操作することにもっと苦悩するのかと思っていたら、意外とあっさり尊敬する先輩を敵にまわしてでも自分の正しさを貫くようになってしまって残念。それに一裁判員がこんな露骨に裁判の方向性を誘導してたいして問題にならない(先輩裁判員たちに目をつけられるようになったぐらいか)のもどうなんだという気が。人の心証なんて簡単に流されてしまうものだという問題提起も兼ねているのかもしれないけど。2016/12/27