出版社内容情報
地球が終焉を迎える近未来??バイオ鳥肉のササミ細胞から誕生した天才科学者・チキン・ジョージを中心に、地球が滅亡していく恐怖と人類の「勇気・正義・愛・生命力」を描いた楳図ワールドの集大成的作品。自然を無視し、無分別に進化発展を続ける我々現代人に警鐘を鳴らす!
▼第三章/不老不死の血(40、41)▼第四章/地球重態(1?11)●登場人物/チキン・ジョージ(バイオ鳥肉のササミ細胞から誕生した天才科学者)、チキン・ルーシー(ルーシー/チキン・ジョージの遺伝子組み替えにより知能を発達させた鶏)、バーバラ(SOS30号/科学調査機関の特別隊員)、ローズ(経済界の最高位/グランド・マスター)、アーサー・ヤング(アメリカ合衆国大統領)、アメリカ・ヤング(アメリカ合衆国大統領の息子)、兼松博士兄(物理学者)、兼松博士弟(病理学者)、岬(日本の総理大臣)、岬タロウ(岬総理大臣の息子)●あらすじ/チキン・ジョージの研究所を訪れ、彼を愛していると告げるバーバラ。任務に忠実なSOS隊員は、任務通りにどんな人でも愛せるのだった。ルーシーの言われるままに、チキン・ジョージは研究室の空間からバーバラを彼女のプライベートルームへと転送するのだが……(第三章40)。▼「空に穴があいた!!」。チベットの山の上に住むメイファンの一家へ、体中がドロドロになった大僧正が緊急事態を告げ、ついに一家の前で溶けてしまった。外に出ると、メイファンの家より高台に立つ大僧正の宮殿が空にのみこまれているのだった(第四章1)。●本巻の特徴/