出版社内容情報
▼第123話?第134話/出会いカフェくん(1?12)
●主な登場人物/丑嶋(闇金「カウカウファイナンス」社長。23歳)、美來(みこ。18歳の高卒フリーター。パチンコにはまり借金がかさんでいる母と小学生の弟がいる)
●あらすじ/高校を卒業したての美來は、母が働くスナックで週末にバイトするだけで、あとは暇を持て余しているフリーター。そんなある日、彼女はパチンコ中毒の母親から、丑嶋への借金返済を立て替えさせられ、有り金全部を失ってしまう。そこで美來は金を稼ぐため、高校時代の友人・冬美の紹介で出会いカフェに行くことに…(第123?4話)。
●本巻の特徴/美貌もコネも学歴もない冬美。娘にたかる母親を持つ美來。マイナスの星の下に生まれた女達の未来は…? 大好評「出会いカフェくん」編を完全収録。
●その他の登場人物/冬美(美來の高校時代の同級生。就職後、出会いカフェに出入りしている)、アキト(美來の幼なじみ。同い年で同じ高校だったが留年中)、JP(美來の元彼。最近、少年院から出所した)
真鍋 昌平[マナベ ショウヘイ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゼロ
51
出会いカフェくん。地元のスナックで働いてる美來と社会人デビューした冬美。冬美は、出会いカフェで働き、割り切りをしてお金を稼いでいる。彼女は若さを男に売ってお金を稼ぐ。美來は出会いカフェで売り切りをしたくないが、お金がなく通う。少し話が進むとJPというヤンキーが出てきて、変な社長に連れられ賞金を賭けたデスゲームが行われる。現実的ではない展開が続き、話に入り込むことができなかったが、終わりは爽快感があるものになっていた。お金を稼ぐのが大変なことを学べた終わり方をしていた。拗れていた人居ないから読みやすかった2017/01/07
みゃーこ
46
ギャンブル依存症。ジャンクフード。チンピラ風ヒモ男。刹那主義快楽を追求する者たちの指向は常に似通っている。登場人物の家族構成と生い立ちも共通するものがある。教育を受けられず貧困で孤立しており親の愛情をまともに受けないまま身体だけが成熟した子供たちだ。闇金うしじまくんは、社会の底辺に沈み見えなくなった存在に焦点を当て個人と社会の問題にまで考えさせてくれる、実は深いマンガだと思う。2013/08/21
Hammer.w
13
一巻完結。出会い系カフェくん編。読んでいて鳥肌が立った。最後まで筋が通っている"あいつはもう借りねーだろ!"とウシジマ社長が言い切った。少しバカだけど本当にやさしい。それだけで充分です。2019/11/09
PSV
13
セックスは俺にとって、 死と同じくらい神だ。 ★★★★★ いきなりの「ライアーゲーム」みたいな展開には面食らったけど、JPのキャラとか良い感じだし、気にいらねージャンルの豚もウザ良いキャラ。基本、今回の女キャラはみんなヴィッチ。2012/07/03
十六夜(いざよい)
12
一冊ちょうど使っての出会いカフェ編。今時っぽくてその日暮らしの美來だけど、意外と土壇場での堂々とした態度が男らしかった。冬美みたいなタイプ、絶対すぐに縁切りたいけど、いざという時は助けてくれたりすんのかねー。美來のためにひたすら健気なアキトがとても好印象だったよ。上手くいくといいね。2019/08/09