感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Bo-he-mian
16
「私は今この時代に、『海獣の子供』を作ったこと自体に、すごく大きな価値があると思っています。(中略)これほど生産性や経済性を度外視して、メッセージ性やアート性をとことん追及し、人間の表現力の可能性に懸けた作品づくりを会社として実現させるのは、一般的にはありえないことなんです。でも、それは可能なんだ!と」ー プロデューサー・田中栄子;本書より / アニメ映画『海獣の子供』の公式ストーリーブック、と言ってもよく判らないよね(笑)。昭和の頃にアニメージュが出していた「ロマンアルバム」みたいなものです。2019/07/01
東雲
10
書き下ろし短編の文字に惹かれ、気付いたら購入していた。公式ビジュアルストーリーBOOKとは言うものの、映画「海獣の子供」に関わるスタッフへのインタビューが中心。この映画の魅力は何と言っても妥協を許さずクオリティを追求した、圧倒的なまでの映像美だろう。スタッフ・キャスト14名、特にビジュアルに携わる"証言"、その熱量はこれまで読んできた公式読本とは一線を画す。2時間の映画で原作の全てを語ることはできない。脚本、作画、資金繰も含め困難な道程だっただろう。なればこそ、アニメーション史に残る、偉大な仕事だと思う。2019/07/05
allite510@Lamb & Wool
8
五十嵐大介の新作に釣られて購入。製作者インタヴューは、他の人も指摘されていたようにパンフとの重複が多い。それでも五十嵐作品というそもそも高いハードルを、さらにスタッフ相互で競うように到達点を高めていく、壮絶で幸運な現場だったことが読み取れる。この制作環境を準備した田中Pは凄い。あとはこのクオリティを確保した中心人物、小西賢一さんの仕事を、また別の形でまとめて残してもらえればと思う。この本は判型も図版も少し小さいので。監督は…、多分、まだ聞きたいことは語ってくれない気がするので、次の機会を楽しみにしたい。2019/07/03
MOTO
4
観たい映画だったが、まごまごしているウチに公開が終わってしまった。(あ~ぁ)な気持ちで本屋で手に取った関連本。大きな水槽の前に佇む米津さんが夢幻の様に美しすぎて、つい購入。ビジュアルストーリーBOOKと銘打ってるだけあって、映画のシーンが綺麗。物語が置いてけぼりを食らいそうになる。2019/07/23
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