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出版社内容情報
母と二人暮らしの16歳のジェルミ少年。その前に英国紳士が出現し少年の運命に軋みが…!? 人間の愛憎を鮮烈に描くサスペンス問題作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mocha
39
グレッグ…なんておぞましいんだ!2022/06/25
アルパカ
7
あらすじを知ってちょっと恐れていたのですが、対談集や先日の「100分で萩尾望都」でも触れられていたのでどうしても気になり読み始めました。ジェルミが可哀そうで母親のサンドラに腹が立つ。この作品を描き切った後萩尾さんはそれまで何度も見ていた悪夢を見なくなった、と。自分の中のどろどろした部分を出し切った、と別の本で書いていました。 2021/05/12
ポチ
6
再読。いまだに忘れられないぐらいショッキングで、グレッグに対する怒りや殺意を思い出してきた。幸せそうなジェルミとビビを見ると辛い!イアンは好きだけど、グレッグが現れたせいで…。読者にとって萩尾先生がまさに残酷な神。2013/08/21
pcance
5
読むのはきついが定期的に読まずにはいられない。だけど読むときは覚悟を決めて一息に読み切る必要がある2013/08/31
ton
4
再読。「ある悲しみの話をしようと思う」──読者を惹き付ける美しいプロローグ──ダメ母サンドラが英国紳士グレッグに恋をした事により、息子ジェルミの悲劇が始まる。英国紳士グレッグ…紳士?とんでもない!亡き妻のコレクションだと涙を見せる姿も、サンドラを思う姿も全て演技なのだろう。狡猾な男だ。彼の護るべき存在である母サンドラを盾にジェルミに関係を要求するグレッグ。なんという卑劣さ!時折見せるグレッグの恐ろしい表情に、身も凍るような恐怖を感じる。罠に嵌ったジェルミ──悲痛な物語の幕が開いた。第一巻から衝撃の展開。2014/07/09